駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

静ケンライブのヒミツ

2006年07月17日 | ライブレポ
7月15日に行われた静岡ケントスでのライブを振り返りますと、オレ達POWDERとしては、まあまあいい出来ではなかったのかなと思うのであります。
一応、古くなってしまったが未だ現役のMDちゃんを持参して録音したので、何ステージかは音源がある。
それを聞いても冷や汗タラタラとか赤面せずに聞くことができる演奏だったし、さほど大きなミスもなく、まあとにかく音響さんの腕がいいのかバランス良し、音色良し、音量良しって感じで仕上げていただき、記念の音源になりました。
MDちゃんの電池の容量が足りなくて、全ステージ録音できず、残念!

いくつか、静ケンライブにまつわるヒミツがあるので書くぜ。ゼッタイにヒミツだに!なんちて。
まず、カメラが壊れて画像がないのも至極残念だが、静ケンのドラムセットが変わった。以前はヤマハ9000-Rの浅胴セットだったが、何とソナーのセットに変わっていたのだ。
サイズはバスドラが22、タムが10,12,14のセットだ。タムは深胴で、ローチューニングされて、深みのある独特のソナーサウンドだった。オレの追い求めるサウンドではないが、完成されたいい音なのは確かだ。ソナーのセットはチューニングキーが国産のそれと違って専用なので、チューニングキーを持っていないオレは、もう少しハイチューニングにしたい気持ちがあったが、ぐっと抑えることにした。
静ケンのハウスバンド“フルハウス”の前ドラマータカシ君は、アメリカに修行に行ったのだが、ドラマーが交代してからオレはフルハウスの演奏を聞いていない。
もしかすると、ソナーのキットは現在のドラマーの方の持ち物ということもあるかもしれない。いずれにせよ、高価なドラムを叩かせていただいたことは嬉しい限りであり、この場を借りて感謝申し上げます。
さて、シンバルは全部持ち込みのものと取り替えた。そのためにシンバルバッグを買ってカメ仙人姿になったのだ。持ち込んだのは、いつものようにKジルのセットだ。Kジルは音にイヤミがなく落ち着きがあって、渋く品もあって安心感がある。長年付き合っていても飽きない。まるでオレのようである。。。へへへ、うそやで。まあオレのお気に入りだ。
スネアはパールのチャドスミスモデルを持っていった。ラディックの6半か5半にしようかと思ったが、今回はチャドだ!という気がしてそうしたが正解。スネアはその時その時で気まぐれで、音が落ち着かなかったり、渋すぎたりしてパットしないことがよくあるが、バッチリだった。へへへ~。

失敗だったのが、フットペダルを持っていかなかったことだ。オレは大抵、現場のもので済ましてしまうんだけど、今回はまずかった。ほぼ壊れかけ状態の古いペダルがあったので、そのままお借りした。まあ、古くてもちゃんと動いてくれれば無問題というわけだ。ちょっとアソビが多すぎてフラフラしてたけど、全然気にならない。
ところが、2ステージだったか3ステージ中に壊れた。踏み込んだペダルが戻らなくなってしまったのだ。といってもスプリングをとめるネジが外れただけだったので、何とか誰にも悟られず演奏をこなし、ステージが終了してちゃっと直した。
それからいつまた壊れるか心配だったが、何とか最終ステージまで持ってくれた。
つい最近、自分の持っているペダル類が老朽化してきているので、新しく買いたいなと思っていたが、やはりライブ用に買わないといけないかもしれないですな~。ぜ、銭が・・・・(泣)

それともう一つヒミツがある。
当日のオレの体調がやっぱり悪かった。今さらどうでもいい?まあそうね。でもね、決まってこういうイベント直前に寝不足になって、風邪を引いたり胃腸に来てしまう。暴飲暴食、不摂生、不純異性交遊はしていないにもかかわらず、子供がぐずって寝不足が続いたり仕事のイライラで胃をやられる。
今回は、腰痛とヒザの痛みが治まってホッとしていたのだが、当日になって口内炎ができて、口の中が痛いこと痛いこと。舌の付け根だから辛い辛い。それと前々日から寝不足が続き、ひたすら眠い!参った。。
そんなわけで、体力に自信もないし、できるだけ1ステージから体力の維持を図り、調整をしてステージをこなした。ドラマーたるもの、体力に自信がなかったら辞めた方がましなんだけど、今回は6ステージの長丁場の長距離走だから、いきなりフルスピードで無呼吸走の400Mを走ったらグリコーゲンを使い切ってしまい、次がなくなる。ここは、有酸素運動のマラソンをやらなくては。
そんな訳で、今回はいつものPOWDERとちょっと違って、全速力ロッキンロールはちょっとだけ減らして、各ステージ後半の2~3曲という構成で進めて行ったのだった。
で、オレにとってPOWDERの持ち歌で鬼門となるのがザ・ベンチャーズやサーファリズでおなじみのインスト曲“ワイプ・アウト”である。テンポ160前後で16分音符の連打で、ソロ部分はハイパワーでの短距離走だ。昔のように毎日鍛えていればいくらでもやれたが、筋肉のなまってしまった今ではなるべく敬遠している。
実はこの曲には思い入れがあって、大好きなベンチャーズの故メル・テイラーに捧げるつもりで、いつもオレは真剣に全力で叩いているんだが、調子が悪いとずっこけてしまう。手を抜いて軽く叩けばいいと思うが、それはダメなのだ。この曲は全力疾走しないとかっこ悪いし、意味がない曲なのだ。単に思い入れなんだけど、それができなかったらやらないほうがいい。それがオレのちっちゃなこだわりだ。
この曲にリクエストが入ったとかで、やるかやらないか楽屋でひともめしたが、今回は回避した。でも、本当に情けないのでまた筋肉を鍛えたいと思うが、ヒザだの腰だのが痛んでは何もできない。う~む、でもまだ諦めんぞ!くそー。
コメント (6)
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