今回のテーマは「現場力、職場力、組織力を生かす」ですがシリーズとして発信します。
この記事は(一社)日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。
日本経営士会 環境CSRームページはこちらへ。http://www.compact-eco.com/
この原稿は経営士の小守孝様の原稿を掲載させて頂きます。
現場力は個人に於ける実行・組織能力でなく、複数の実行・組織能力が混在して作り上げられる複雑系の実行・組織能力である。
現場力を構成する主要な要素能力としては
(1) 問題解決力 PDCAサイクルによる継続的改善
問題を発見し分析し、問題解決を継続的に行う自律的体力(PDCAによる継続的改善、品質、コ スト、安全、納期、スピードなどそれぞれ問題現場が主体的に効率的、効果的に解決できるかど うか現場力が高い組織は問題解決力に秀でる。
(2)連結力(連帯力)全員参加
組織の壁を排除してチームワークで全員参加によって部分最適から組織全体が一体となって全
体最適化に向けての力を出す。各部門が組織の壁を乗り越えて有機的に活動して顧客への価値
の最大化を図る。
(3)スピード力
意思決定のスピード、実行のスピード、情報共有のスピードなどによる、企業活動の中で俊敏
に判断、決断できる組織である事も現場力にとっては重要な要素である。
(4)変化対応力
市場の変化、社会の変化、内部環境の変化、技術の変化など現状や将来に即した判断ができる
力も重要な要素である。
(5)継続性力
トップが代わったり、組織の変更があった場合も現場力を構成する要素は粘り強く継続される
べきもので企業のDNAになるべくもの。変化対応力と一見矛盾するように思えるが、二つの要
素 は共存すべきもので、環境の変化に対応して変化していくことになる。
次回は「弱い現場と強い現場」シリーズ③ です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます