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地方創生はSDGs・CSR・環境経営で成功させよう。

2020-07-24 17:14:06 | 地方創成

このブログは一般社団法人日本経営士会(AMCJ)の「環境経営士®」向けに発信しているメルマガを転載しています。メルマガの内容はSDGs、CSR、環境経営(マネジメントシステム)関連です。最近、AMCJは内閣府が進めています「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の会員になり、分科会にも積極的に参加しています。
「環境経営士養成講座」は環境省等5省の環境人材育成認定講座で株式会社オルタナの推薦講座でもあります。詳細はhttps://www.compact-eco.com/
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SDGs・CSR・環境ニュース                    
地方創生を成功させるには シリーズ⑫


特産品の開発-1
今回からの3回のニュースは地方創生で最も重要なテーマ「特産品の開発」です。筆者は農商工連携、6次産業化、食のプロデューサーの資格 レベルは?だったこともありますが、文末にあります、出典を参考にして「特産品の開発」についてお伝えます。

特産品の開発がなぜ失敗するのか?
我が町の特産品を作ろうと意気込むが売れなくて在庫の山となってしまう例があまりに多い。毎年全国の市町村では約4000の特産品が開発されていますが、成功する例は100例位しかないと言われています。
特産品開発が失敗する背景には、特産品開発が、「地方の生産者」「加工者」「公務員」が中心となった「協議会組織」が中心となっていて、肝心の消費地の販売者や消費者の関与が希薄、という大きな構造問題があります。
このように「協議会に参加する人たちの合議」を基本としていることにも起因しています。
つまり、基本が「作ってから売りに行く」という流れのため、初期の段階では販売者・消費者は、あまり声をかけられません。
 別の表現では「売れる商品づくり」とか「消費者の顔の見える販売」「生産者の顔の見える特産品づくり」など様々な方法で地域特産品の生産・加工・販売を計画されていますが、「買う」という発想が欠けているようです。

地域戦略商品(特産品)とは、
☆「地域の素材」を使って、
☆「地域の人(労働力)の手」によって、
☆「その地域の独自の加工法または地域の独自性」をもち、
☆「独自の付加価値」をつける

☆「何処にでもあるものではないもの」がほしい 希少性の期待
☆ここでしか手に入らないものがほしい 限定的販売の期待
☆その地域らしいものがほしい 地域アイデンティティ
☆好みにあったセンスの良いものがほしい ハイセンスの期待
☆まがいものでないものがほしい 本物の期待
☆販売価格はリーズナブルなものであってほしい  適正価格の期待

地域の見える資源、見えない資源
特産品の開発に当たっては、「地域の資源・素材を総点検することが望ましい」と言われています。資源には地域の産品など目に見える資源と、歴史など目に見えない資源とがあります。見えない資源は一見産品づくりには無関係なようでも、テーマづくり、ネーミング、パッケージなどを考えるうえで役立つものです。
☆見える資源 地域で採れる特徴的な素材、産物、人材、加工技術等
☆見えない資源 地域の歴史、文化、遺産、民話、伝説、気象、風土等


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