子育て、思い出しました
あれは全く他に類を見ない腹側迷走神経の「お腹の時間」
哺乳類の時期
それまでの社会化を圧倒する肌の温度と感触と匂いの経験でした
そして私の子育ては(とりわけ苦労の多いものだったんですが)終わったんだなあと、清々しく思いました
あの大変なところを抜けて、とにかく大人ばかりの家族になった
生き延びた
充分よくやった
(まるで戦さを振り返る退役軍人)
そういうふりかえりの機会としてありがたかったです
お話を、実は私はお経を聞くように音楽を聞くように聞いていたかもしれません
和葉さんのうつくしく調整された発話発音
ひとつの誤魔化しも齟齬もなく星座のようにきれいに配置された思考
私たちの身体/水の領域から届くこれほど全存在的に調和されたメッセージをあまりしりません
内容は本や以前の講義で知ってはいたことですが、あらためて空気を振動させて耳に届く声として聴くことができてよかった
きっと今の私の奥の方を少し揺らして、私全体を豊かにして、何かを少し変えていくでしょう
少し賢くなるかな
知っていることが無意識に行動を変える、というように
あ、あともう一点
最後の質疑応答のところであったやりとり
「お風呂数分で回復できる和葉さんはすごい」
というコメントに対して
「本来はすごく揺れるしストライクゾーン狭いのに、和葉さんはすごいんです。常に自分の身体/神経の状態をモニターして調整しているから」
というところがとても面白く参考になりました
ちょっと自分を観察してみるかも(実は神経系は緊張/不安定/フリーズぎみだと思う)
ありがとうございました