日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

一番おとなになった人(感想文)

2022年04月04日 | 感想文/創作物

 あんまり寒くて昨日は一日こたつ(概念としてのこたつ)でおやつを食べたり猫に乗られたり仕事をしたり韓流ドラマを見たりして暮らした。


(寒いのもあるけどここ数日なぜだか珍しく家から離れたくない気分だった)


 空を映す大きなスクリーンの前に座る気象予報士たちの恋愛ドラマ。非の打ち所のなくうつくしいけれどいまいち何考えてんのかわかんない主役カップルの、横で階上で斜め後ろでリアルに展開するサブカップルたちに目が行ってしまう。


 例えば長い単身赴任から帰宅した夫に伝えるべき悲しみと怒りを10年分溜めて立ち尽くす不満顔妻(私はその夫、オム主任役の俳優の身体の使い方が好きだった)


 またはこのドラマの始まりから比べて誰よりも成長した、主人公(パク・ミニョン)のダメ元婚約者を奪って結婚したポニーテイル(ユラ)


 なにしろダメ元婚約者は本当にダメで、元婚約者(パク・ミニョン)の現恋人(ソン・ガン)のことを知っては動揺し、現妻の元同棲相手(これもソン・ガン)を知っても動揺し、酔った勢いで元婚約者に絡みにいったりしちゃうから。


 頼れると思って人から取って結婚したのにこんなはずじゃなかった、ポニーテイルはそんな気持ちを抱えて実家に帰り、誰にも言えない身体の変化を抱えてひとりで決断する。


 そうするとですね、物語の最後には最初とは全く違う大人の女性が立っている(はず。実はまだ最後まで見てないけど)


 こたつでぼんやり考える。一人で苦しむ時間を過ごさずに、そんな風に成長するということができるだろうか。


 おそらく無理。


 どんなこどもにも少しも苦しんで欲しくないけれど、苦しみと成長はセットなんだよなあ。


 カッコいいモノローグしてる美男美女より、カッコ悪くじたばたする人たちにばかり目がいくドラマだったよ。







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