桜の薄いピンクが夢を侵食する
最後の春という言葉がうかぶ
いろんなことがゆっくりと円を描いて始点に戻ってくる
身体から自分を
割って割いて剥いで涙を流しながら捨てる
軽くなるわたし
それから少ししてわかった
別に今に限ったことではない
わたしは(誰もが)毎日
少しずつ死んでいる
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