ぼんやり泳ぐように身体で水を感じながら暮らしている。
ミルク色の柔らかい霧がさっと晴れて見通せる時があって(ああ)という認識が身体の中にひらひらと落ちて消えて(私に溶けて)いく。
電話に吸い込まれるように話す人を見て
(生存レベルのコミュニケーション欠乏なんだな)
地震の翌朝、屋根の上に人を見て
(詐欺ってほとんど自然現象みたい、欠乏しているところ、穴が開いたところに流れ込む)
デジタル中毒というけれど
(そもそも意識とはそういうものを作り出す働きをするものだから)
そういうピースを(つなげようとしないで)そのまま置いておく。
振り向くと後からつながりが見えてくることもある。
何がまちがってたかもよくわかる。
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