どんな時でも
「山に逃げよう」と言える人であろう
津波ほどではない小さな
「山に逃げよう」も見逃さないように
命に一番忠実に
あー
命という言葉が学校に使い古されてつらい

どんな時でも
「山に逃げよう」と言える人であろう
津波ほどではない小さな
「山に逃げよう」も見逃さないように
命に一番忠実に
あー
命という言葉が学校に使い古されてつらい
山を降りて坐禅合宿の帰り道、私たちはぱらぱらと適当になんとなく近くに座って電車に揺られていた。
たわいないことを話したり、話さなかったり。
少し疲れてるのもなんだかいい気持ち。
隣には強くて可愛いたまちゃん、その向こうに一照さん。
たまちゃんが一照さんに瞑想と禅について聞いたので、お、ナイスと思って聞き耳を立てた。
本だって書けそうなお題、なかなか聞けない。
貴重なお裾分けはこちらです。
瞑想は人間が作ったもの。
坐禅は人間が作ったものではない。
マインドフルネスは瞑想の一種。
目的手段関係。
人間が頭を絞って考えたのが瞑想。
瞑想はテクニック。
坐禅の中にマインドフルネスの要素はある。
坐禅の中にマインドフルネスが生じている。
坐禅は天から降臨したもの。
坐禅が人間をつかまえた。
じゅんぺいさんの横笛が鳴り始めた時
深い山のどこかで三角の毛深い耳がぴくりとした
ような気がした
石笛がピュイーっと暴れまくる頃には
何頭もの獣がそこらじゅうをはねまくっていた
ような気がした
まあ最後にさえずってた鳥は
オオサト先生のバードコールだったけどね