故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

タイムラグ

2024-05-09 04:52:06 | よもやま話

絵のタイトルは、「ありがとなジン君」です。
亡くなる前に描いたばかりに、家族のひんしゅくを買った。


眠れなくて2時半に起きる。
小説を読み、朝飯を作り、眠くなって寝床に入る。
朝8時から夕方5時までの拘束時間がない暮らしです。
「タイムラグ」(今日のタイトル)を気にしない生活が続きます。

先輩が孫に会うためにアメリカに行く。
時差ぼけを心配していたが、問題ない。
夜は寝られないけど、毎食後に居眠りをされている。
日本に居ながら、体調管理の時差ぼけを全うされている。

24時間、夫婦一緒の時間を過ごしています。
互いに独りになりたい時がある。
私は、夜8時になると眠くなる。
私が予約していたテレビ番組を妻が変える。
早朝3時に起きて、妻が起きる7時までが至福の時間です。
訪ねた郵便局の若い職員が、いつも一緒で仲良しですね。と微笑む。

子供にせがまれて、畜犬センターから子犬(交配後に捨てられた)をもらってきた。
1歳までは、家族の最後の者が出かけられないほど泣き喚いた。
歯が生える頃、眼鏡も巾木もかじられた。
亡くなる2年前頃から、近所の方が虐待じゃないかと心配される遠吠えが始まった。
後ろ足で立てなくなり、部屋中にグリップが効くスポンジマットを敷き詰めた。
子供たちの連絡を受けて、駆け付けた。
30分後に息を引き取った愛犬ジンでした。
人間の長命、犬の短命の逆転劇を見た。
犬を飼いたいが、「どっちが早いか」と同年配の近所の方が話す。

ああしていれば、こうしていれば。
元に戻れぬタイムラグ。
出会ったすべての女性に感謝です。

人は、「タイムラグ」で賢くなる。
懐かしいタイムラグより、今の時差ぼけを貪るばかりです。

2024年5月9日
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老人会

2024-05-08 17:15:31 | よもやま話

絵のタイトルは、「よう来んしゃった」です。
家での介護は、「死と向き合う」と思いがちです。
「生き方に学ぶ」と考えると、気持ちが楽になるそうです。


右見て左見て、それ渡れ。
もう一度、右を見て欲しかった。
どっちが早いかのと、右から来た車を目で制する。
島の道はカーブが多く、安全と思っても危険と隣り合わせです。
年寄りだから仕方がない。
あんたも立派な仲間よ。と妻が言う。

にこやかな顔をして、誘われました。
老人会へ入会の誘いです。
断る理由が見つからず入りました。
白髪を染めておけばよかったのに。と妻。
今日のタイトルは、「老人会」です。
わずか20軒ばかりの集落で、20人近くの会員数でした。
老人率が高い。

私たちが入会したら、若いほうから3番目と4番目でした。
地域の役回りを引き受けてから、世の中が変わりました。
間違いなく「パシリ」です。

誘った老人会の会長は、にこにこ顔で帰られました。
してやったりです。

2024年5月8日
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急がず、休まず

2024-05-07 04:02:07 | よもやま話

先輩の似顔絵です。
タイトルは、「マイペース」です。
奥様は先生だった。
帰ったら手を洗いなさい。
生徒じゃありません。
笑うしかないでしょう。


何をやっても、どんくさい。
年齢を重ねるほど、「負け方」が上手になるはずです。
ところが、若い者のように「俺様の」と馬鹿の上塗りです。
顔の年輪、刻んだ皺が泣いている。

今日のタイトルは、「急がず、休まず」です。
夏休みの終わりに、死に物狂いで宿題を片づけました。
二学期が始まっても、提出期限まで間に合わせ、出来は最低でした。
絵日記の天気欄は、記憶をたどれず大嘘で埋めました。

地域の役が回ってきた。
これまで話したこともない方が、アドバイスをくれます。
伝統的な工夫の継承が、プレッシャーです。
隠れるように草刈りを続けてきました。
お金をもらうと、8時間働かなければならない。
自分の体力に合わせて、気ままにやる草刈りが好きでした。

手を広げ過ぎて、追い付きません。
手を抜くと、虫(毛虫)がはびこり、動物(猪)が隙をついてきます。
草が、木が「我が世の春」と旺盛です。
「負けそう」です。

引き分けに持ち込む。
出たら打つ。
ごまかしがきかない里の暮らしです。
油断のならない近所づきあいです。
「ちっこん、ちっこん」と鍬を打つ。
そんな生き方がしたい。

2024年5月7日
(あとがき)
一気に片づけることができなくなりました。
夏の涼しい朝と夕に、少しだけ働く。
併せて一人前。
「急がず、休まず」は、里で生きる心構えです。
負けるでもなく、勝つでもない。
自然を追いかける、そして共に生きる。
(筆者)
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料理は苦手

2024-05-02 11:57:28 | よもやま話

絵のタイトルは、「ひたすら、喜ぶ顔が見たいから」です。
料理をしても、喜びを感じない。
これが問題です。


出来る料理は、揚げ物と焼き物です。
朝ご飯も、定番の卵焼き、野菜炒めと味噌汁です。
納豆は、混ぜるだけです。
冷蔵庫にあるもので料理する。
料理本は見ない。
冷凍ご飯が増えてくると、決まって焼きめしです。

今日のタイトルは、「料理は苦手」です。
野菜を使う料理が多い。
味噌汁の具にいたっては、出汁、椎茸、榎茸、乾燥わかめ、揚げが基本で、
あとは、干し大根とじゃが芋か里芋を入れます。
具が不足の時は、麩か豆腐を足します。
味噌は、麦みそです。
野菜炒めは、さつま揚げ(竹輪かソーセージ)、玉ねぎ、青色野菜(小松菜、ねぎ)
と人参で三色そろい踏みです。
最近は、卵焼きにとろろ昆布(ベーキングパウダーでなじませる)を入れて
表面をきれいに仕上げます。
色が黒くなるのが難です。

野菜を使うのは、どれも時間がかかります。
これだけの朝ご飯なのに、1時間半はかかります。
食事前に使った道具と鍋・フライパンを洗って終わりです。

夕ご飯となると、イメージが湧きません。
できるのは、カレーとお好み焼きだけです。
肉料理(味付け)、魚料理(三枚おろし)、煮込み料理が苦手です。
事前準備や手順、味付けも想像力が不足です。

妻がやるのを見て覚えるしかありません。
料理本を見ても足りない物がどのような影響を与えるか知ろうとしません。
だから、冷蔵庫にあるもので代用出来ないのです。
美味しいか不味いかは分かります。

料理はできたらやりたくないけど、生きるために避けては通れません。
レパートリーは、11品から増えません。
朝ご飯を作るようになって10年ですが、進歩しませんね。
でも、作り続けます。
やってやるという意識はとうにないのですが、苦手です。

2024年5月2日
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衣替え

2024-05-01 11:18:32 | よもやま話

絵のタイトルは、「よう来んしゃった」です。
何事もなかったかのように、遠来の客を迎えます。


暑い寒いから、暑いちょうどよいの季節になりました。
今年は、早くから温度が上昇するらしい。
暑い暑いですね。
今日のタイトルは、「衣替え」です。

あなたの分と衣装缶を2つ渡されました。
おおっ、これは好都合。
冬物を分別しておいたので入れ替えは一時間で終わりました。
嵩張る冬物は、引き出しに突っ込んでおしまい。
樟脳を4つばかり上に載せておきました。

捨てきれないものが、また増えてきました。
訪問客があるたびに、思い切って捨てます。
大変なんだけど、プチ大掃除ができます。
ここに至るまでが、いつも喧嘩腰です。
喧嘩に疲れたころ、終わります。
毎回のことなれど、あーあです。

住みやすくなって、万歳。
訪問客は、我が家にとって救世主のような御仁です。

2024年5月1日
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