さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ジョウビタキ

2019-03-25 22:17:00 | 

*2019年3月25日撮影

 今日は晴れて、暖かい春の日が復活しました。

 今年はジョウビタキをよく見かけます。
 今日出会ったジョウビタキは、枯れたヨシの草むらの中を飛び回っていました。
 ヨシの隙間を通して撮影した、ジョウビタキの雄です。





*2019年3月17日撮影

 先週撮影したジョウビタキのメスです。
 遠くて小さくて、藪の中にいるので、あまりはっきりしない写真になってしまいました。
 雄よりは地味な姿をしていますが、よく見るととても可愛い姿をしています。





*2019年3月16日撮影

 ジョウビタキの雄が、枯れたビロードモウズイカのてっぺんにとまっています。

 ジョウビタキは冬を越すためにやってくる冬鳥で、もうまもなく繁殖のために北の国へ帰るのだと思います。
 こちらでの越冬生活は、群れを作ることなく単独で過ごすようです。
 つがいの相手とカップルで行動する姿もあまり見ません。
 相手を見つけるのは繁殖地へ帰ってからなのでしょうか。





*2019年3月16日撮影

 これも藪の中の雄です。

 ジョウビタキという名の「ヒタキ」は「ヒッヒッ」という鳴き声が火打石の音のようだというわけで「火焚き」なのだとか。
 「ジョウ」というのは「尉」と書き、白髪の老人をあらわす言葉です。
 雄の頭が白銀色をしているので、老人の頭に例えたとされています。
 翼に大きな白斑が目立つところから、「紋付鳥」とも呼ばれます。

ハシボソガラス

2019-02-19 22:16:20 | 

*2019年2月19日撮影

 今日は午後から雨が降ってきました。
 1年で一番寒いはずの時期に雨が降ると言うのは異常です。
 異常ではあっても、気温が上がって暖かかくなるのは歓迎です。
 もう冬は終わったのかと、早合点しています。

 さて、今日はカラスの写真です。
 地味なものばかり取り上げていますが、冬なのでいたしかたありません。
 ケヤキの梢でハシボソガラスが「ポウポウ」という変な声で鳴いていました。
 きっとメスにアピールしているのかと思いますが、真実は分かりません。





*2019年2月15日撮影

 数日前に撮影したハシボソガラスです。
 日本に普通にいるカラスには2種類があって、ハシボソガラスとハシブトガラスです。
 「ハシ」というのはクチバシのことで、クチバシが細いのが「ハシボソ」太いのが「ハシブト」というわけです。
 ただ、クチバシが細いとか太いとか言われても、ちょっと見には区別がつきません。
 区別を自分なりに納得するまでには、カラスを観察するそれなりの時間が必要です。





*2019年2月12日撮影

 いちばん違うのは鳴き声です。
 ハシブトガラスは「カアカア」と澄んだ声で鳴きます。
 ハシボソガラスは「ガアガア」と濁った声で鳴きます。
 鳴いている時の姿を見れば、ハシブトガラスは頭を動かさずに鳴くのですが、ハシボソガスは全身でお辞儀をしながら鳴きます。





*2019年2月10日撮影

 行動パターンも違います。
 ハシボソガラスは地面の上を歩いて餌を探して食べることが多いので、地面の上を歩きます。
 体を揺すって、のっしのっしと歩くイメージです。
 ハシブトガラスはどちらかといえば木の上などにいて、食料となるものを探していて、見つけると急降下して捉えてまた木の上に戻ります。
 ハシブトガラスはあまり「歩く」ことをせず、地面の上を移動するときにはちょんちょんと飛び跳ねるようにして進みます。

 あまり理解されていませんが、鳥類が地面の上を移動するときには、「歩く」と「跳ねる」のふた通りの方法があって、種ごとに決まっています。
 スズメは地面の上を歩くことはしません。ちょんちょんと跳ねて進みます。
 ハトは頭を前後してバランスをとりながら、歩きます。





*2019年1月6日撮影

 川の中にいるハシボソガラスです。
 カラスも体を洗うために水浴びをしますが、ほんのちょっとだけバシャバシャとやってすぐに岸へ戻ります。
 ときにはこれを数回繰り返しますが、たいてい2〜3回でやめてしまいます。
 スズメとかシジュウカラとか、他の鳥たちはかなり長い間水の中でバシャバシャと楽しんでいるように見えますが、カラスはどうも水浴びが嫌いなようです。
 世にいう「カラスの行水」はこのことを言っているようです。

トビ

2019-02-11 22:20:39 | 

*2019年2月11日撮影

 今日も朝は厳しく冷え込みましたが、日が昇るにつれ暖かい1日となりました。

 会津の鶴ヶ城公園の空を飛ぶトビを撮影しました。
 トビはここに住み着いていて、子育てもしているようなのですが、私はその様子は見たことがありません。
 ここには何羽のトビがいるのかもわかりません。
 ただ、ときおり空を舞うトビの姿を見ます。





*2019年2月11日撮影

 桜の枝の向こうにトビが飛んでいます。

 トビは一番身近にいる猛禽類です。
 ただ主な食料が死んだ動物の肉なので、カラスと食料を奪い合う関係にあります。
 そのせいかどうか、しばしば複数のカラスがトビを追って攻撃する姿を見かけます。





*2019年1月26日撮影

 これはモミの木の梢にとまるトビです。
 
 トビは猛禽類なので、カラスと闘って負けることはありませんが、追われてもカラスに反撃したりはしない優しい鳥です。
 それでも数に勝るカラスに、食料の争奪では負けてしまうので、しだいに生息数が減ってきています。





*2019年1月25日撮影

 ケヤキの枝にとまるトビです。

 鶴ヶ城公園は人がたくさんやってくるので、食料になる食べ残しなども多いのかもしれません。
 それに人が多いせいで、カラスもむやみに多くはありません。
 末長くトビが元気に過ごせる場所であってほしいものです。

マルガモ

2019-02-05 21:32:19 | 

*2019年2月5日撮影

 立春も過ぎて、今日はありえないような暖かい日差しに恵まれました。
 暦の上では冬が終わったとはいえ、雪国の会津では春が来るのは通常1ヶ月遅れ。
 例年、2月はいちばん雪の降る月なのですが、こんな晴天は不思議です。このまま春になってほしいと願うばかりです。

 鶴ヶ城のお堀の氷も場所によってはずいぶん融けて、カモたちもまた集まってきています。
 カルガモの集団の中に、ちょっと違和感のあるカモを発見しました。
 写真の右側のカモは通常のカルガモですが、左側のカモはクチバシの色が違います。
 カルガモといえば黒いクチバシの先端だけが黄色いのですが、この変なカルガモはクチバシ全体が黄色いのです。





*2019年2月5日撮影

 このクチバシの鮮やかな黄色は、マガモの雄に似ています。
 するとこのカモは、マガモとカルガモの雑種である「マルガモ」でしょうか。
 マルガモというのは正式な名前ではなくて、通称として言われているものです。
 マガモとカルガモの雑種は珍しい存在ではありつつも、都市公園などではたくさんの目撃例があります。





*2019年2月3日撮影

 通常マルガモと呼ばれるようなカモはマガモの特徴とカルガモの特徴がもっと複雑にまじりあっているものなのですが、このカモの場合にはクチバシだけがマガモで、顔つきや体全体の姿もカルガモそのものです。
 これもやっぱりマルガモでしょうか。
 それともなにか別のカモでしょうか。
 判別に悩んでいます。

ムクドリ

2019-01-31 22:45:25 | 

*2019年1月31日撮影

 2日ほど前にちょっと雪が降って、10cmほど積もりました。
 その程度で特別なことのように思えるほど、今年は雪が少ない年になっています。
 今日も曇り空ではありましたが、ほとんど雪は降りませんでした。

 河原のヨシの茂み、といってもほとんど倒れているのですが、そのヨシの中をムクドリの集団がいました。
 歩いたり、集団でちょっと飛んで移動したり、動きまわります。
 写真はヨシにとまった1羽のムクドリ。
 頭など、全体に黒っぽいので、雄だと思います。





*2019年1月31日撮影

 これもヨシにとまる1羽のムクドリ。
 これは、頭など全体的に色が薄い感じなので、雌のようです。
 よく見ると、左の隅にも1羽のムクドリが。こちらは雄かも。

 ムクドリは農耕地などによく見かける、おなじみの野鳥です。
 スズメよりも大型で、嘴が鮮やかな黄色をしているのが特徴です。
 ただ、最近はあまり見かけないように思うのですが、思い違いなのかもしれません。





*2019年1月31日撮影

 ムクドリのカップルかもしれないと思って撮影しました。
 上の1羽が雄で、下の1羽が雌だと思います。
 ところが、その下にもう1羽の雄がいるのに気づきました。
 なので、たまたま集団の中の一部を撮影しただけなのかもしれません。

 ムクドリは木の実や草の種子なども食べますが、虫も食べます。
 食べ物の少ない冬に、地面の上を歩いているのは、地面の中にいる虫をさがしているのかもしれません。