*2016年12月10日撮影
とても寒くて、晴れたり曇ったりの1日でした。
景色はすっかり冬枯れで、ほとんど灰色に沈んでいます。
そんななかに赤い実を見つけると、心がほっと暖かくなる気がします。
野原の中の赤い実は、今はほとんどヒヨドリジョウゴです。
*2016年11月13日撮影
今はほとんど葉がなくなってしまったヒヨドリジョウゴですが、写真は先月のまだ葉がたくさんあったころの姿です。
赤い実は先月でもしっかり赤くてきれいです。
ヒヨドリが好んで食べるからという理由で、ヒヨドリジョウゴというらしいです。
でもヒヨドリはもちろん、他の野鳥も含めて、この実を食べているのを見たことはありません。
ヒヨドリが好んで食べるというのは、どうも事実と違うようです。
*2016年9月15日撮影
まだ葉が青かった頃のヒヨドリジョウゴです。
青い実もありますが、赤い実もついています。
つまりこの頃からヒヨドリジョウゴの赤い実はついていて、それが真冬になっても残っているというのは、鳥や獣はこの実を食べないということではないかと思います。
ヒヨドリジョウゴは実はもちろん全草にソラニンという毒物を含んでいるとされています。
ソラニンはジャガイモの芽に含まれる毒物でもあります。
嘔吐、下痢、頭痛などの症状を引き起こし、大量に摂れば死に至ることもあるといいます。
鳥はそれを知っていて、食べないのかもしれません。