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*2017年6月29日撮影
会津の鶴ヶ城のお堀にはたくさんのカメがいて、みなミシシッピアカミミガメだと思っていました。
ところが、違うカメがいることに気がつきました。
写真の真っ黒いカメはクサガメというそうです。
クサガメの名の由来は臭いからで、「臭亀」と書くのだそうですが「草亀」という表記も使われているようです。
臭い匂いを出すのは外敵に対処するためで、カメムシなどと同じようです。
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*2017年6月27日撮影
同じ場所で2日前に撮影したクサガメです。
首のところに筋模様があります。
雄の場合はこの筋模様は成熟すると消えて黒くなるのですが、雌の場合はずっと残るのだそうです。
体も大きいように見えるので、雌なのかもしれません。
カメは一般的に雌の方が大きいのだそうです。
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*2017年6月29日撮影
石の上にミシシッピアカミミガメと一緒にいるクサガメです。
ミシシッピアカミミガメの方は大きいので雌かもしれません。
クサガメは雄に見えるので、こんなふうに一緒に暮らしていて雑種が生まれてくる可能性はないのかと、妙な想像もしてしまいます。
クサガメも中国から渡来した外来種らしいのですが、江戸時代のことのようで、在来種に近い存在です。
日本固有種であるニホンイシガメとともに、近年は激減しているそうです。