さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

スズガモ

2016-12-09 22:25:23 | 

*2016年12月9日撮影

 雪の予報は出るのですが、雪はまだ降りません。

 会津の鶴ヶ城のお堀にはカモたちが集まってきていますが、まだあまり多くはありません。
 そんななかに、今日はスズガモの姿を発見しました。
 キンクロハジロだと思って見ていたのですが、写真をよく見るとスズガモでした。
 スズガモは本来海のカモなので、鶴ヶ城のお堀では珍しい部類のカモです。





*2016年12月9日撮影

 カモ類は大別して、淡水カモ類と海ガモ類に分けられています。
 ただ実際に暮らしている場所は双方とも海であったり湖であったり、つまりどちらにも住むことができます。
 けれども大きく違うところがあって、それは餌の取り方です。
 マガモやカルガモなど淡水ガモは、水の中に顔を突っ込んで逆立ち状態で餌を取ります。
 キンクロハジロなどの海ガモは、体全体を水の中に潜らせて餌を取ります。潜水採餌とよばれます。

 きょうのスズガモもさかんに水に潜っていました。
 最初の写真とこの写真は同じスズガモです。雌のようです。





*2016年12月9日撮影

 スズガモのカップルと思われる2羽です。
 手前が雌で奥が雄のように見えます。
 どちらも上の2枚の写真とは違う個体です。
 本来のスズガモの色合いとは少し違って見えますが、換羽の途中でしょうか。
 

セイヨウハコヤナギ

2016-12-07 22:13:54 | 樹木

*2016年12月7日撮影

 もう12月です。それも一週間過ぎてしまいました。
 秋から冬へ、季節の変わり目とはいえずいぶん長く天候不順が続きました。
 それでも、まだ雪が降らないのが幸いです。
 散歩もままならぬ日々を過ごして、今日はようやく待望の、朝から日が差す1日がやってきました。

 今日の写真は通称ポプラ、正式にはセイヨウハコヤナギです。
 大きなポプラの木のまわりには、子供のポプラの木がたくさん生えていて、まだ葉が落ちずに黄葉しています。





*2016年12月7日撮影

 大きな親のポプラたちはすっかり葉を落としてしまいましたが、背丈2〜3mの子供ポプラはなぜか黄色い葉をつけています。
 日を浴びて輝く黄葉が美しくて、おもわず撮影したというわけです。





*2016年12月7日撮影

 これが大きな大人ポプラ。
 もうすっかり葉を落として、枯れ木の風情です。

 ポプラというのは明治期に移入された樹木で、在来種でいえばハコヤナギやヤマナラシにあたるとされています。
 ただ品種的にはきわめて多様で、和名でセイヨウハコヤナギと呼ばれるものもたくさんのポプラの中のほんの一種にすぎないのだとか。
 なので、これがほんとうにセイヨウハコヤナギなのかどうかは、きわめてあいまいです。





*2016年6月19日撮影

 初夏の頃、緑の葉が美しいポプラの写真。
 上の写真の、葉を落としているポプラと同じ木です。
 来年はまた、このように美しい緑の葉で覆われることでしょう。