東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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作文を書くポイント

2012-04-09 03:03:20 | 国語編
成績表に「作文」なんていう欄はありません

でも必要な力ですし、はっきり言って作文にはそのお子さんのほとんどの事が

投影されていると言ってもいいかもしれませんよ。

前回も作文について書きましたが、前回のバージョンアップだと思ってください。



言葉を集約させる言葉が浮かんでこない

「僕のお父さんとお母さんが・・・」=「私の両親」

「その日は、伯父さんと伯母さんと、その子どもの二人と・・・」=「親戚の親子」

という具合ですね。

これは少し難易度が高いですが比喩表現を使う
「朝から雨がザーザー降っていたから・・・」=「バケツをひっくり返したような雨が降り・・・」

「そのアイスがすっごく美味しくて・・・」=「そのアイスは頬が溶けるほどおいしくて・・・」

書いている本人は「すっごく」「ザーザー」などの言葉を入れた事で

良いものが書けた!と思っている事が多いです。もちろん学年にもよりますが。


高校受験を前にやっと本格的に作文に取り組むお子さんが多いですが

小学生のそれとほとんど変わりはないのが現実です。

「ザーザー」などの擬音語は中学生以上では基本的には使わず、最低でも比喩表現を

使っていきたいですね。

また集約しないで書いて行く事で、自分でも何を書いているのかわからなくなる・・

接続詞を使わないので何が言いたかったのか自分でも分からなくなってしまう。

結果、同じ文章を何度も書いてしまうので、600字の原稿用紙に「結局言いたい事」は1つしか書けていない!?

という事もあります。


原因は普段の会話にあると思っています。

お子さんの言葉を思い出してみてください・・・

どのように会話が成立していますか?

例えば・・・・・

「今日学校どうだった?」と聞いたとします。

「ああ、先生が怒った」と返ってくる

「なんで?」

「騒いでたから」

「誰が?」・・・・・という具合に


私は生徒さんと会話をする時にこうした事を

順序立てて話すように促しているのですが

大概のお子さんが、途中で「あれ?なんだったっけ?」となります!

なので生徒さんが話した所までを私が順序立てて話しな直すと

「ああ、そうだった・・それでね」といった具合になるのです。


実際書くより話す方が難しいですよね

しかし、話が出来なくては書く事もできないんです。

これも作文を書く大切なポイントの一つですし、ご家庭で出来る訓練だと思います。

私も子どもとの会話で

「何を?」「誰が?」「いつ?」「どこで?」などなど聞いてから

「結局何がどうしたの?」と聞きます。

その時は面倒臭がりますが、文章力はつきますから

少々面倒でもこうした考えも取り入れてみてください。