東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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育伸の思考力育成クラス

2014-03-11 13:57:05 | 学習法について

皆さんはクイズは得意ですか?

もしくは推理は得意ですか?

 

子どもたちは自由な発想と豊かな想像力で私達大人がビックリするような

解答をよく出してくれます

ある、小学1年生さんとの授業で

国語の文章についての質問に対し、自分でお話の続きを作って

それを答えにしてしまう!

というユニークな解答をしてくれる生徒さんがいます(*^。^*)

 

もちろん、国語の問題の解答としては間違っていますが

話の続きを考えて、そこから新たな発見を見つけたり自分が感じとった気持ちを元に

主人公を作り上げていくというとても素晴らしい才能を見せてくれます

これは発想力や創造力が育っていないと出来ない事です

そして、こうした力は年齢を重ねるにつれ埋没されるかのように影をひそめ

決まり切った答えを出して、大人達の満足のいく点数を取るようになっていきます

そうしていくうちに、豊かな表現力も発想力もまるでなかったかのように

外には出てこなくなってしまいます

 

新指導の導入により、こうした流れが見直され

基礎学力の上に発想力、表現力が要求されています

つまり、小学生低学年の持つ自由な能力をさらに発揮させ発展させていく事が狙いです

こうした動きは各入試にも導入され始めています

 

思考力育成クラスは子ども達にとってとても楽しい学習になるでしょう

なぜなら、クイズを解いている感覚があるからなんです

これらは思考力検定協会から出されている問題ですが、授業ではこうした問題集を一緒に考え

一緒に答えを探していく学習をします

 

計算に強いけれど、図形問題には弱いお子さんが増えているように感じます

図形問題は想像力が乏しいとある程度の問題までしか解けません

 

先日中学生さん達に小学6年生用の問題を解いてもらいましたが

一緒に考えて、皆が普段よりとても活発に発言し楽しそうでした(*^_^*)

しかし、難問に対しては、そもそもどう考えればよいのか?というところで進まず

講師が助け船を出しながら、全問を解き終わるには80分かかってしまいました!!

でも、生徒さん達は

「他の問題もやりたい!」と意欲的でしたよ

 

子どもの才能を潰してしまう前に、しっかり思考力を伸ばし才能や可能性を広げてあげる事が

出来るといいですね

 

写真は算数だけですが、国語の思考力を鍛える学習もしていきます

授業は4月7日スタートですので

ぜひお問い合わせください!!


3年前の今日で何が変わったのか

2014-03-11 10:12:59 | 日記

今日であの日から3年が過ぎましたね

あの日の事を忘れた方はいらっしゃらないと思います

あの日を境に、人生の全てが変ってしまった方も今も元の生活に戻れない方も

沢山いらっしゃいます

津波の恐ろしさだけではなく、技術大国としてのあまりにお粗末な原発事故

日本の弱さが、そして自分の無力さが浮き彫りにされた日だと思います

 

私も十代の頃、大切な家族を亡くしました

家族一人が亡くなる事で、こんなにも変ってしまうものだと言う事を

痛感しています

 

多くの犠牲がはらわれたと言う言葉ではあまりに儚い・・・・

3年前の今日を私達は忘れていはいけません

そんな中、今月に入りよく目にしたのは「3.11の風化」と言う言葉です

ソチオリンピックアイススケート金メダリストの羽入君の

心から喜べない笑顔を見て、私も再度考えさせられました

 

「何をすれば、自分が役に立てるのだろう?」

自分の出来る範囲で、何をすれば少しでも力になれるのか?

多くの方がそう考えて過ごしてきたのではないでしょうか

募金やボランティアで復興支援をされた方も大勢いらっしゃいます

きっとそうした方々もこの日を境に人生観も変わったと思います

 

私はこの仕事についている事で、やはり未来を担う今の子どもたちが

より賢明に育ち、豊かな知識と広い心を持って日本を背負ってほしいと願います

原発に賛成も反対もしません

ただ、今回のずさんな管理体制と科学に振り回されている状況は

扱えないものを扱っていた結果となり、日本の科学力、技術力はその程度なのか・・と

愕然とした気持ちと

責任を担う立場の多くの方が、逃げ腰で責任のなすりあいというお粗末な姿をさらした事で

日本の道徳心はどこに行ったのだろうと絶望感さえ湧きました

 

受験生の教材に扱われているある文章にあったのですが

「総合的な専門家は今や居ない

専門分野は再分割され、狭い範囲での専門家が増えた

しかし、自然は再分割されての理解では到底理解しえない

だからこそ、専門家たちが協力し合い知恵を出し合わねば

本当の意味で自然に立ち向かう事は出来ない」

かなり橋負った要約になりますが、こうした警告を受けた子どもたちが

今、何を考え、何を学ぶのか?

知識ばかりが先行し、その活用や利用が円滑に行われていない事は明白なんです

 

日本の教育は変り続けています

大学入試もゆとりからの脱出により、入試システムが近年中に変更となりました

大学入試だけでなく、小、中、高校の問題出題内容も徐々に変更されてきています

知識とともに、広い思考力や協調性を身につけ、現実を直視する謙虚さと反省する素直さが

より豊かな日本、より安全な日本という国へ繋がっていくのではないかと考えます

微力な私に出来る事は生徒さん達の知識と心の育成をお手伝いする事だと思います

 

3.11を始めとし、自然災害や不慮の事故によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りします

そして、今なお苦渋の生活を強いられている皆様にお見舞い申し上げます


なぜ入試で100点を取れたのか?

2014-03-11 07:00:00 | 高校受験・大学受験

今年の都立高校入試の一教科で

当教室の生徒さんは100点を出す事が出来ました!!

難易度が上がったと言われる教科

問題トラブルのあった教科です

 

トラブルがあった事で、その教科は受験生全員が5点を加算されました

100点を取った生徒さん(仮にMとします)

Mに、その問題はどう対処したかを聞きました

「ぱっと読んで、意味が理解できなかったのでスルーしました」

なるほど、つまりその問いには答えなかったという事です

つまり、それ以外の問題を全て答え、正答していたと言う事です

 

Mはもともとその教科が得意でした

しかし、学校での授業の遅れから習っていない単元も複数あり

とても焦っていました

当教室でも授業はしますが、全体を学習しますか

得意なMにとっては「もうわかっている」というところも多々あったでしょう

しかし

結果を出すお子さんほど、満足しないものです

「これでもう大丈夫」とは決して思わないんですよね

自分の中でわかっている範疇と講師が解説する内容に違いがないか、不足は無いか・・

と確認しながら授業に参加しているのがわかります

得意教科だからと気を抜かない!

一言でも、自分がまだ知らない事を教えてくれるのではないかと

むしろ、ワクワクしながら解説を聞いていたのではないでしょうか?

 

Mが100点を取れた理由は、真摯な学習姿勢があったからこそですし

この教科が得意だった事、好きだった事が関係していますよね

 

実はMは模試でも教室で実施する過去問テストでも結果を出せていません

今回100点を出した教科でもそうなのです

緊張しやすく、一つの問題にこだわりやすい傾向があり

入試当日には講師と私からのメッセージを書いた「お守り」を渡してありました

「緊張で上手くやれそうになかったら、開始前に読みなさい」と渡した時

「緊張しなかったら読まなくても良いんですか?」

なんて聞いたので

「もちろんよ」と言ってありました

 

入試当日、夕方に今日のでき具合を報告に来てくれた時

「お守りは読んだのかしら?」

「・・・・・・・読みました」

っとなぜか恥ずかしそうに照れ笑いをしていた事が印象に残っています

 

私は授業に入って指導しません

メンタルや心理コントロール、入試問題を解く上でのコツをアドバイスします

Mは私がそうした話をする時にいつも

「なるほど・・」「そうか・・・」

と頷きながら聞いていました

そして併願校の受験の時も、私の言葉を思い出した事などを

言葉少なに話してくれました

 

そして合否発表の日

夕方静かに現れて

「あ・・・あの・・・・・・・・・受かりました・・・一教科100点でした」

ともったいぶった口調で教えてくれこう続きました

「ここに来なければ、合格はありませんでした。本当にありがとうございました」

実はMは大手塾から去年の秋に転塾してきました

その時には模試も過去問もやっていませんでした

多くの教科で学習の遅れが目立ち、猛スピードでここまで来ました

私もMが本当に頑張って掴み取った合格を心から嬉しく思います

親御さんもきっと喜ばれているのではないかと思っています

 

嬉しい合格の知らせ、残念だった知らせも

一つのステップです

高校は通過点に過ぎません

いよいよ、大学への3年間が始まりますね

当教室では、高校生は上位大学、難関大学を目指す生徒さんを募集しています

センター廃止に伴い、今年の高校1年生さん達はのんびりする暇はありません!

スピードも学力も落とさずに走り抜けましょう!!