幼少期からおしゃべりが好きで、何にでも興味を示し
喜怒哀楽という表現の豊かな子どもは、将来がとても楽しみです
そんなお子さんが、なぜおしゃべりが好きになったのか、好奇心旺盛になったのか?
と考えると、それは身近で世話をして来た人の影響が大きいと誰もが感じる事でしょう
作文を書くにはまず言葉を知らなくては書けませんよね
自分の感情を言葉にする
自分の考えを人に伝える
言葉でもうまく伝えれないのに、文章にして伝えるという事は
難易度が上がってくるわけですから
作文が苦手と始めは感じるのは普通の事です
低学年さんとの国語の授業で必ずしていることは
問題文を読んでから
「どんなお話だった?」と聞きます
問題文に対する質問を技術的に解くのはもっと後
まずはそのお話を正しく理解し、その情景を思い描き、主人公の感情をくみ取って
それに対して自分がどう感じたか
などを順を追って話せるように練習します
大人から見ると意外なほど、子どもは文章から逸れた内容で話し始めます
そういう時は
「そうかな?もう一度読んでみて」と問題文をもう一度始めから読んでもらいます
すると、さっきとは違うものの、まだ文章にはそっていません
なぜ、このような事が起こるのかというと
低学年の時期には「主観的」なものの見方が強いからでしょう
そして、「読んでいるのではなく、目で追っただけ」になっていることが多いです
そうした年齢の問題もあるのですが、言葉を知らないことが
文章理解を阻害している場合があります
比喩的表現や様子から読み取るのも、子どもにとっては理解しづらい部分ですし
ましてそれが知らない言葉なら尚の事ですね
言葉を知らなければ、作文が書けないのはある意味当然のことです
低学年の学習はただ、問題を解くのではなく
言葉、つまり語彙力の強化と表現力の練習を積み重ねることが
高学年やこれから先の学習に最も役立つのだと考えています
そして、そうした力がこれからの入試に大きな助け舟になることは言うまでもありませんね
ホームページはこちらからどうぞ