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吉野へ

2022-07-08 | 日記
梅雨は明けけても蒸し蒸しとするなぁ~。今朝蝉の声にハッとする。
昨日7月7日は七夕。金峯山寺の「蛙飛び行事」(県無形民俗文化財)を見に彼と吉野へ出かけた。
コロナ禍で中止か続いていたが今年3年ぶりに行われた。
第96代後醍醐天皇(1318年南朝初代天皇、1339年崩御)の御陵に参拝もしたかった。

  7月7日(木)
近鉄吉野駅からタクシーで吉野山中千本 如意輪寺に到着したのは12時10分。昔来たことがあったが、お寺の建造物や宝物などの記憶は薄れていた。
境内の自販機が休止で困っていると、ご住職が「買い置きの水ですがよろしかったら」と譲って下さった。有難く感謝しながらお弁当を食べた。
それからゆっくり宝物殿や多宝塔etc.を拝観して、後醍醐天皇陵に参拝した。
陵は如意輪寺の裏山に北向き(京都方面)に造られているのは、京都に戻ることを願いながらも叶わなかった天皇のお気持ちを表しているとか。
  
                 (画像はクリックすると拡大する)

さてさて、行事は青蛙を乗せた太鼓台が12時30分に竹林院を出発し街中を巡業、午後4時から金峯山寺の本堂・蔵王堂で法要が営まれ、境内でカエルが人間に戻る物語が披露される予定になっていた。
午後2時2人は如意輪寺を後にして金峯山寺に向かった。偶々山門を同時に出た男性のお陰で谷を越えなければならない山道を迷わずに歩けた。

              

緑一色の景色、鶯のさえずりと谷川のせせらぎを耳に、心地よい涼しい風を頬に受けながら、一生懸命歩いた。ハーハー言いながらも気分爽快、とても感動的な時間であった。
無事勝手神社の前に来た。先導して下さった男性と別れ、先ずは“かき氷”を求めて店に入り一息ついた。そして3時20分、金峯山寺に着いた。
境内では沢山の人が待っていた。人の数はどんどん増えて3時35分、大きなユーモラスな青蛙を乗せた太鼓台(重さ約2トン)がついに到着した。

昔、役行者が産湯を使ったとされる大和高田市の捨篠池(すてしのいけ)で刈り取られた蓮の花が運ばれ、山伏姿の修験者が吹く法螺貝(ほらがい)が鳴り響いた。コレが蔵王権現に献花される瞬間の合図だそうだ。
境内は着々と法要の準備が進み、一旦蔵王堂内へ連れられたカエルが再び外へ出て来て、設えられた畳廊下の端にちょこんと座った。その何とも言えない恰好は観衆を和ませた。(笑)
大きな着ぐるみを被ってカエル役を務められたのは門前の和菓子店主さんのようで、儀式が始まる前には手を挙げて見物人にお愛嬌されていたのが、如何にも微笑ましく地域の温かみを感じた。

                 

物語はその昔、ご本尊の蔵王権現や修験道を侮辱した男が鷲(わし)にさらわれ崖に置き去りにされたのを、寺の高僧が彼をカエルの姿にして助けたという。三方で読経が始まるとカエルが僧侶の前にひれ伏してお説教を聞いて改心し、最後に蔵王権現に謝罪すると人間の姿に戻されるというのである。
儀式はつつがなく進行して、カエルが人間に戻った瞬間どっと拍手が起きた。会場全体が1つになって皆んな笑顔になった瞬間である。
教訓を学ぶと共にコロナ終息を誰もが蔵王権現様に心から祈ったに違いない。
平安時代から続くというこの珍しい行事がこれからもずっとずっと続きます様に。。。。。


午後5時30分、5分の差で最後のケーブルに乗り遅れて幸か不幸か、一度は体験したかった「七曲坂」を歩いて下ることになった。(涙、笑)
1.6キロ。ゆっくりゆっくり脚をかばって40分かかった。妙な達成感にまんざらでもない気持ちがした。 お疲れ様 お疲れ様 。  


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  ★ 安倍晋三元首相が本日奈良県の近鉄西大寺駅前で午前11時半過ぎ参議院選挙応援で街頭演説中に手製の銃で撃たれた。夕方5時過ぎに死亡確認とのニュースに世界中が衝撃を受け悼む。
    通算在職日数が歴代最長の3188日という。いろいろ有れど日本の為に尽力下された偉大な政治家、ご冥福をお祈りします。 
    日本で銃撃暗殺事件!?、しかも奈良県で?!、いったい誰が何のために?・・・   容疑者は41歳の男性とか。。。

  ● 国内コロナは第7波に入ったそうだ。 変異株BA・5の新規感染者が急増、1週間前の2倍とか。。。。。 本日18:30現在2246人、来週の木曜日が怖い。
    今回政府は経済とのバランスを考慮して色んな抑制はしないで、私達にも行動制限無しとなっている。