昨年採集したルリクワガタやコルリクワガタの幼虫の一部が羽化しています。
↓ 兵庫県産ルリクワガタ 2024.12.20羽化
↓ 腹面が黒くなるのに羽化から14日くらいかかった(管理温度20±℃)
↓ 前記事の終齢幼虫は4頭のうち2頭が死亡
県下でルリクワガタやコルリクワガタ等の所謂「ルリクワガタ属」を探す中
それに関する資料を探すと、毎回のように同じ字面の先人たちの足跡が出てきます。
「○○さんらは、この山でも探していたのか!」どんだけ前やねん!すごいなぁ〜
ある時はそれが良い刺激になって探索意欲を掻き立て
またある時は先人の足跡が多すぎて探索意欲を削がれそうになったりもして
入り込めば入り込むほど先人のものすごさを知り
避けては通れないことに改めて気づかされます。
例えば、昨年とある場所でルリクワガタ属の材割採集をしているとき
神戸のSさんがオニクワガタらしき幼虫を発見しました。
これは初記録かもしれないと思いSさんが文献を調べると
既にそれらの先人によって記録されていました。
また、別の山ではルリクワガタと思わしき幼虫を見つけたのですが
やはりそこも同じ字面の先人によって分布を匂わせる記録がなされていました。
どちらの記録もインターネットなど普及していないアナログな時代のものです。
私も少しはその時代を知っているので、そのころのことが少しはわかります。
当時その場所に辿り着くには「マップル(地図本)」等も頼りになったはず。
県下に分布するルリクワガタ属を追っていると
事あるごとに先人たちの足跡が見え隠れしてきます。
アナログで、希薄な情報網の中で「よくもまあここまで探しに来たものだ!」
と、脱帽するばかりです。
中には、私には向いていない登山との兼ね合いも連想できる内容の記録報文もありますが
それにしても、ものすごいとしか思えないのです。
「ブナがあるから探してみる、ブナはないけど探してみる」
経験とか直感、そんな感じだったのでしょうか?
↓ 兵庫県産ルリクワガタ
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