クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

ライトトラップ・25-コガネの団体

2023-07-16 12:25:55 | ライトトラップ

エアブラシのやっさんグループとFさん家とライトトラップをしました。

日時:2023年7月15日 19:45〜22:00

天候:晴れ時々曇り 気温:26度前後 半袖で汗をかくレベル

標高:約600m

昨日は熊の放獣規制があり、現地に到着した時は薄暗くなっていました。

そして、ライト点灯と同時に虫は集まり始めました。

 

↓ Monsterイマミネがずらりと並ぶ

↓ この辺りは7月に入るとアカアシが多くなる

↓ ひどく疲れたノコメス

↓ 60㎜前後のミヤマが多かった

↓ 当夜唯一のコクワガタ(メス)

↓ ちょっと蝦夷風味!

↓ 地表から紫外線を感じて反転着地?

↓ ミヤマクワガタの大きなメス

 

昨夜は約2時間の照射でミヤマ・ノコギリ・アカアシ・コクワガタ

合わせて20頭以上の飛来がありました。

そして、ものすごい数のコガネムシが飛んできました!

どのくらいすごいのかというと

このくらいすごい!!

これまでに見たことのない数と、子供のコラボに圧倒された夜でした。

これはヤバいでしょ?

団体の正体は、ツヤスジコガネでした。

みなさんお疲れ様でした。


ライトトラップ・24-ブナ帯の初夏

2023-06-18 15:28:30 | ライトトラップ

関西のブナ帯にも夏がやってきました!

 

今年2回目のライトトラップです。

1回目は5月27日のこと、標高1000mあたりの夜間の気温は13度ほどで風もあり

薄着では震えるほどの寒さでした。

↓ 5月27日、ブナ帯はまだ初春でした エゾヨツメ飛来 

 

あれから3週間経過し、気温も上がってきました。

日時:2023年6月17日 19:45〜22:30

天候:晴れ 気温:15度程度  標高:約1100m

 

2回目のライトトラップはTさんと二人です。

ライトはモンスター今峰!、カバーを外して日没を待ちます。

昼間は1000mあたりでも半袖で汗ばむほどでしたが

夕方になると気温は15度前後まで下がりました。

↓ 徐々に集まり始める

最初は小さな虫から始まり、徐々に大きな虫が飛んできます。

↓ ムクゲコノハ

↓ ベニスズメ

↓ ホウジャクの仲間?

 

8時45分を過ぎたころ、ミヤマクワガタが飛んできました!

関西の、ブナ帯の夏の始まりです!

その後も10時過ぎまでポツポツと飛来があり

約2時間の灯火でミヤマクワガタ♂9・♀2、計11頭を確認しました。

おそらく来週あたりになると、アカアシやコクワガタ、

そして、ノコギリクワガタなんかの飛来が始まるものと思います。

↓ オオミズアオ祭り

↓ 綺麗な個体で符節が鋭い

↓ 9オス・2メス どれも発生初期の新鮮な個体

↓ 最後はリリース

↓ 昼間鳴き声はすれど見ることが難しいエゾハルゼミ(?)

 

昼間のルリクワガタ探し

灯火までの2時間ほどはルリクワガタ探しです。

ブナ帯に咲くミズキなどを揺すったり、昨年見つけた巨大倒木の表面を探したり

藪漕ぎをしてそれらしき朽ち木を見て回りました。

↓ ミズキの花をガサガサ

↓ ミズキの花で小型の綺麗なハナムグリ

↓ 昨年ルリ系の産卵痕を見つけた巨大倒木

↓ アリに運ばれるクワガタらしき幼虫

↓ 藪漕ぎ先で見つけた巨大杉

残念ながら、今回もルリクワガタは発見できませんでした。

探し方が悪いのか? いないのかはかりませんが

県下でルリクワガタを見つけるのは至難の業です。

Tさん、お疲れ様でした。


ライトトラップ・23-オニクワガタとヨコヤマヒゲナガ

2022-08-16 12:35:45 | ライトトラップ

8月15日、カマキリ名人Kさんと高山帯に行ってきました。

昼間の探索と、ライトトラップでオニクワガタをはじめとする

ちょっと良い系の虫に出会うことができました。

 

昼間の探索

日時:2022年8月15日14:20~16:30

天候:晴れ時々曇り 風 気温:26度前後

標高:約980〜1200m

 

時折吹く強めの風が気持ち良く、半袖でも汗をかく天候でした。

↓ 楓に上る途中のミヤマクワガタ

↓ ブナの立ち枯れ根元でオニクワガタのオス発見

 

鈴を鳴らしながらブナの原生林を行くと、大きなブナの倒木があり

その上部表面に(・)マーク、少し削ってみましたが

食痕はあるものの、それ以外何も出てきませんでした。

もし、これが探し続けているルリクワガタのものなら

やっとかすったことになります。

 

↓ (・)これはルリクワガタのものなのか?

 

標高1000mを超えた場所で樹液に着くハナムグリを見つけ

採集してみるとなんとクロカナブン!

こんな高いところにクロカナブンがいたとは驚きでした。

 

↓ 樹液に着くハナムグリの正体はクロカナブン!(隣はスジクワのオス)

↓ 飼育用に高山系スジクワガタを持ち帰り。まあまあのサイズが混ざる

↓ 昼間の記念写真

 

ライトトラップ

日時:同日19:15〜22:00

天候:曇り時々晴れ・微風時々強い風  気温:19度前後

標高:約1076m

 

当夜は、思いがけないニューフェイスが飛んできました。

ヨコヤマヒゲナガカミキリです。

ヨコヤマは、ブナ帯のカミキリムシで、深夜に飛来することが多いといわれています。

カミキリムシのことはほぼわかりませんが、なにやら人気の虫です。

 

↓ 20:11飛来、ヨコヤマヒゲナガカミキリ(オス?)

↓ 19:29 最初のクワガタ飛来はミヤマクワガタのメス

↓ 続いてアカアシクワガタのオス

↓ ミヤマクワガタのメス

↓ コクワガタのオス

↓ お食事中

↓ チャイロスズメバチも飛来

 

20時49分、一番の目的であったオニクワガタ

発生初期と思われる新鮮なオニクワガタのメス、これが来ました!

 

↓ 20:40 最初にオスが飛来

↓ 20:49 続いてメス飛来

↓ 21:11 大型オス飛来

↓ 風の中、ひたすら照らした今峰製

↓ 当夜はクワガタ4種、全16頭飛来

 

当夜の風は、音を立てて木々を揺らしました。

風の合い間を縫ってオニクワガタのオス3頭・メス1頭

そして、ヨコヤマヒゲナガカミキリ、昼間には思いもよらぬクロカナブン。

ライトを消してあとかたずけをしたのは10時過ぎでした。

山中の月は雲に隠れていましたが、下山途中からおぼろ月が見えました。

Kさん、お疲れ様でした。

↓ 夕暮れのチャイロスズメバチ

 


ライトトラップ・22-ヒメオオクワガタ

2022-08-06 20:40:13 | ライトトラップ

今年ヒメオオクワガタのメスが飛来した場所で、今度はオスが飛来しました。

日時:2022年8月5日 19:50〜:21:30

天候:曇り時々晴れ  気温:20度前後

標高:約1076m 

 

↓ 月も星も丸見え 

↓ 今峰ライト96w前後紫外線透過ガラス仕様:大・中使用

↓ 19:57 最初の飛来がヒメオオのオス

↑↓ 同個体を上向きにして撮影

 

月齢はよくないものの

あまりにも幸先の良いスタートで当夜はどうなることかと思いましたが

その後は振るわず、たまにミヤマクワガタのメスが飛来する程度で

アカアシクワガタも小型の1ペアのみでした。

 

↓ ミヤマのメスがポツポツ飛来

↓ アカアシの小さなオス

↓ いつの間にか服についていたアカアシのメス

↓ ハイイロオオエダシャク

↓ ハガタキリバ

 

約1時間半の灯火で飛来したクワガタムシは

ヒメオオクワガタのオス1頭、ミヤマクワガタのメス7頭

アカアシクワガタのオス1頭・メス1頭  計10頭でした。

 

↓ リリース前の集合写真

 

当夜は、第一目標のヒメオオクワガタのオスが取れました。

オニクワガタの出始め新鮮個体に淡い期待もありましたが

まだ少し早かったようです。

 

↓ ヒメオオのオスは持ち帰り

↓ 来春産卵に向けてヒメオオ同地飛来ペアがそろいました

 

そして、もう一つ嬉しいものが来ました! チャイロスズメバチです。

スズメバチ系はライト周辺を飛びまわり

見えたり消えたりして特有の緊張をもたらします。

撮影と捕獲に手こずっているうちにどこかに行ってしまい

再びやってくるのを待つこと30分・・・

チャイロスズメバチの記事は別途カテゴリーにて覚書きします。

 


ライトトラップ・21-高標高の天気

2022-07-31 20:37:11 | ライトトラップ

日時:2022年7月23日 19:50〜:22:20

天候:曇り時々霧  気温:14度前後

標高:約1080m  

 

昨年見つけておいた第一候補地で初めてのライトトラップです。

Tさん・カマキリ名人Kさん・Yさんの4名で行きました。

 

↓ 今峰ライト5基 

↓ 集蛾ネットも使用 期待は大きかったが・・・

↓ ガスが出ては消えを繰り返す

↓ まさかの真夏の寒い夜

↓ エゾシモフリスズメ

↓ ジョナスキシタバは辺りがいっそう暗くなってから飛んでくる

↓ 20:50 やっとクワガタ飛来 ミヤマのメス

↓ 撤収時にミヤマのメス3頭目飛来

 

クワガタの飛来結果は、ミヤマのメスが3頭で

そのうち1頭はブナの枝に止まり採れませんでした。

まさかの気温低下で集まる昆虫は非常に少なく、寒い夜になりました。

みなさんお疲れ様でした。

 

↓ 7月23日の飛来結果!

↓ 帰りの街灯にて コクワガタ

↓ノコギリクワガタとカブトムシ

 

日時:2022年7月30日 19:40〜:22:50

天候:曇り・時々風  気温:20度前後

標高:約1080m

昨日は、カマキリ名人Kさんと灯火です。

↓ 19:50 最初の1頭目はアカアシのメス

アカアシのメスが続いてやっとミヤマの小型オスが飛来

↓ ツノトンボが多く飛来

 

昨日のライト設営箇所ではさほど強い風は吹きませんでしたが

周囲は終始風が吹いており、虫の飛翔に影響したようです。

約3時間の照射で飛来したクワガタムシは

アカアシクワガタのメス8頭

ミヤマクワガタのオス3頭・メス6  計17頭でした。

 

↓ 撤収時に少し大きなオス飛来

 

2回のライトトラップ、事前の天気予報ではまずまずでしたが

実際に現地に行ってみると平地と高標高地との気象の違いはあらわで

極端に気温が低下したり、風が吹いたり、昨夜は下山途中に雨も降りました。

ところが下山してみると麓の夜は蒸し暑く、さっきの天気がうそのようで

山の天気の不安定さを改めて思い知る夜となりました。

カマキリ名人Kさん、お疲れ様でした。

 

↓ 集合写真

 

ヤマコウモリ

前回の記事で書いた夜を飛ぶ生き物の正体は「鳥とコウモリ」でした。

地面に着地して飛び立ったのは鳥で

ライトの光線を行き来するのはヤマコウモリのようで

ヤマコウモリは手を広げると40cmほどになるらしく、昨夜も現れました。

それにしてもこんな大きなコウモリが棲息していたとは驚きです。

今回も飛翔の様子をとらえようと頑張りましたが間に合いませんでした。

 

↓ 照らし出された空間に大きなコウモリが度々現れる

 

 

電源のこと

私の使用しているポータブル電源は3種ですが

90w後半のライトでは起動時の消費電力が100wを超えるため

電源の安全装置が作動し、点灯しないことがあります。

 

↓ 90w後半ライトでは安全装置が作動して点灯が不安定な手持ちの3種

 

これらは、オンオフを繰り返してやっと点灯などということもしばしばで

不安定な電源事情を解消するため、今峰さんのHPを参考に新しく電源を買い足しました。

 

↓ ポータブル電源関連記事は、随時更新されています

 

『新オススメ・ポータブル電源』

Homdox333whよりも良さげなポータブル電源を発見しました。(Homdox333whも素晴らしいのですが)  ↓こちらのシリーズです。 Homdox33…

HIDライト製作 奮闘記

 

 

今回購入したのは上のリンクにある①の299whタイプで

「LifePO4 リン酸リチウムイオン電池 大容量GOLABAS 299wh 93450mAh」です。

実際の使用でも安全装置が働くことなく

96w前後のライトで3時間強使用できました。

ポータブル電源はとても種類が多く、情報なしで探すと混乱しますが

『新オススメ・ポータブル電源』により

ライトの強さに適合した商品を見つけることができました。

↓ 買い足した電源 GOLABAS 299wh 93450mAh(約23㎝x16㎝x19㎝)


ライトトラップ・20-深山な夜

2022-07-18 00:04:25 | ライトトラップ

日時:2022年7月16日 19:50〜21:40

天候:曇り時々小雨・ガス 時々弱風  気温:19度前後

標高:約1076m  画像:多し

 

↓ 雲に覆われた夕焼け(前回同様のポイントにて)

↓ 雨雲が去り、晴れ間が見えてきた

↓ 今峰ライト96w前後大型 紫外線透過ガラス仕様:1機で照射

↓ 20時26分 最初の飛来はミヤマのオス

↓ 続いてメス

↓ 大きめのオス

↓ 風が吹くと飛来は一休み

 

「紫外線透過ガラス」に変更してから虫たちの飛翔の様子を自分なりに見てきましたが

今回で確信できたことは、ライトの後ろ側の暗いところでも飛び交う虫が増えたこと。

ライト後ろ側で飛来を見ているとやたら虫が当たります。

少し離れた場所からハンディライトで照らしてみると・・・確かに当たるはずです。

 

↓ ライトの後ろ側、暗闇を飛び交う虫が増えた

↓ ムクゲコノハ

↓ ジョナスキシタバ

↓ 消灯後に落ちたと思われるメス

 

約2時間で飛来したクワガタは

ミヤマクワガタのオス=19頭 メス=16頭 計35頭でした。

夕方の雨が影響したのでしょうか? 

それ以外のクワガタは全く現れず、まさに深山でミヤマな夜となりました。

 

↓ リリース前の集合写真

↓ 60後半が2頭

↓ 機材についた虫をブロアーで一気に吹き飛ばし撤収! これが結構楽しい!

 

夜を飛ぶ生き物

当夜は面白い飛翔体を見ることができました。

日が沈み、うっすら空が見える時間帯

鳩くらいの大きさの飛翔体が目の前の空間を行き来します。

飛翔体は10メートルほど離れた地面に着地しましたが

カメラが追い付かず捉えることはできませんでした。

自宅周辺でコウモリをよく見る者にとってはその類と思ってしまいますが

地面に着地したことなどからすると鳥なのかもしれません。

同じものを前回も見たのでいつかは正体を突き止めます。

 

 

あたりはいっそう暗くなり、周囲だけがライトの光を浴びるころ

今度は「ぞうきん」みたいなものが目の前の空間を飛びました!

ぞうきんは、空間を10mほど飛んでブナの枝に止まりました。

あわててライトをあてると、それは「モモンガ」でした。

「モモンガは山中に、ムササビは人里近く」といいますので

山の深さからすると恐らくモモンガではないかと思われます。

人生初のモモンガにひどく感動しましたが、滑空時は、ぞうきんに見えました。

 

夕方の通り雨により、木々からのしずくがポツポツと林床を叩きます。

オレンジがかった小さな光があたりを舞っています。

標高1000m以上のブナ帯で飛び交うのはヒメボタルでした。

 

↓ ヒメボタルのオス(メスは飛べない)

 

音と気配が支配する深山の夜で一人

一度心が揺らぐと不安になるので付け入るスキは塞ぎます。

心霊はほぼ信じていません。仮にいたとしてもにわかに害はありません。

恐いのは熊さん、これはその場で害を及ぼします。

念のため、鈴・スプレー・煙硝の発音具を準備し、車もすぐそばに止めましたが

不安をよそに終始よいものを見た気分で下山してしまいました。

 


ライトトラップ・19-標高1076m

2022-07-03 02:35:41 | ライトトラップ

日時:2022年7月2日 19:40〜21:30 

天候:晴れ 時々微風  気温:22度前後

標高:約1076m  画像:多し

 

今年はあっという間に梅雨が明け、連日猛暑が続きました。

花壇に水を撒いても短時間で乾いてしまいます。

 

県北部の山地帯でミヤマクワガタの発生が良好です。

標高の高いところでは、例年に比べ雪解けに時間がかかったせいか

土の乾燥が緩やかだったことと、6月の温度上昇が影響したのでしょうか?

 

ヒメオオが飛んできた!

昨年見つけておいた高標高ポイントは、その手前で道が荒れており

単独行きということもあって第2候補地でライトを設営しました。

使用機器は、今峰ライト96W前後大型 紫外線透過ガラス仕様:1機

 

↓ この辺りでの灯火は初めて:19:40点灯

↓ 少しずつ集まり始める

↓ 20:16 1頭目は、アカアシクワガタのメス

↓ 続いてミヤマクワガタ

↓ エゾタイプ飛来

 

時々風が吹きますが、止むとクワガタが飛んできます。

大きなコクワガタのメスが来たと思いカメラを向けると

・・・ヒメオオ?

見慣れた顔を間違えることはないはずですが、ライトに飛来したのは初めてなので

もう一度確認、やっぱりヒメオオ!

高標高で淡い期待はありましたがまさかのヒメオオクワガタ。

 

↓ 20:33 ヒメオオクワガタ飛来

 

このポイント周辺でヒメオオクワガタのルッキング採集は非常に困難ですが

やっぱりここはブナ帯、標高も高い、ヒメオオが狙える場所。

そうこうしているうちにまた飛来!

 

↓ 20:59 2頭目は小型のメス

 

前回のアカスジキンカメムシ・トホシカメムシ・ハンノキカミキリ

そして、昨日のヒメオオクワガタと初飛来が続きました。

これはライトのせいか? それとも偶然か。

 

↓ 今回もトホシカメムシ飛来

↓ アカアシクワガタ

↓ ミヤマのメスは2頭のみ飛来

↓ ミヤマはオスが多かった

↓ コクワガタのメス

↓ 風が止むと飛来が再開する

 

19:40〜21:30まで約2時間の点灯で飛来したクワガタムシは

ヒメオオクワガタ:メス2頭  コクワガタ:メス1頭

ミヤマクワガタ:オス17頭 メス2頭

アカアシクワガタ:オス3頭 メス1頭  

計26頭で、アカアシクワガタは発生初期のようです。

標高のせいでしょうか、ノコギリクワガタの飛来はありませんでした。

 

↓ ヒメオオクワガタ 大きいほうは36㎜台

↓ エゾタイプ 66mm前後 エゾタイプは全体の約20%でした 

 

昨日は、林道が荒れていたおかげで第2候補地でよい灯火ができました。

そして、一部個体を持ち帰りました。

第1候補地はさらに開けた場所です。

次回はそこを目指します。

 


ライトトラップ・18-今年3回目

2022-06-26 20:58:52 | ライトトラップ

今年3回目のライトトラップです。

1回目の灯火は5月4日、コルリ採集の夜でした。

2回目は5月28日、同じくコルリ採集の夜です。

5月のブナ帯、寒い夜でしたが

春の綺麗なオオミズアオをはじめ、複数の蛾が飛来しました。

 

↓ 5月28日 雲なしの夜は特に寒い

 

2回とも夜は勢いよく気温が下がり、短時間で切り上げることになりましたが

それでも頑張って飛んできた虫は、だいぶえらい虫です。

 

 

3回目

日時:2022年6月25日 19:30~22:30 標高:約600m

天候:曇り時々晴 微風の繰り返し 気温:21度前後  

昨日は西宮のTさん、大阪のTさんと現地待ち合わせをし

日没までの時間を夕食と雑談で過ごしました。

↓ 夕焼けと青空のなか19時半頃から点灯

 

使用したライトは「今峰ライト95w前後」4基で

「紫外線透過ガラス」に変更して初めての温暖な夜の灯火です。

 

↓ 今峰ライト95w前後 6000k 紫外線透過ガラス仕様 

 

↓ 甲虫類が集まり始めた

↓ 頭角がよく発達したゴホンツノ

↓ ダニの運び屋(ダニは寄生ではなく、便乗性)

↓ だんだん大型昆虫が飛来してくる

↓ 実物はもっと綺麗

↓ 最初に来たクワガタはミヤマメス大型 まだ土がついている

↓ オスも飛来

↓ コクワガタ

↓ ライト近くに落下する個体が多かった

↓ ハンノキカミキリ 

↓ 完璧アートのムラサキシャチホコ

↓ ノコギリクワガタ

↓ 若い個体のため体表の微毛が目立つ

 

昨日飛来したクワガタの殆どはライト近くに落下・着地しました。

対象個体が光源に向かって飛翔してくるとき 

広い範囲を左右上下・旋回飛翔しながら光源に向かってくる個体は

光源に到達するまでに手前の谷斜面や木や地面に衝突着地する可能性は高くなります。

逆に光源に対して一直線で向かってくればライトそのものに衝突することとなります。

「紫外線透過ガラス」に変更して変化はあったか? というと

先にも書いたように、今回はライト近くに落下・着地した個体がほとんどで

発見しやすかったのは事実ですが、シーズンは始まったばかりです。

自然条件は毎回変わります。

虫の集まり具合も含め、今後の灯火で他にも感じとれることが出てくるかもしれません。

 

↓ 風が吹くと飛翔は止まる これの繰り返し

↓ 初飛来の大物! 綺麗系カメムシの代表

⇩ ⇩ 初めて飛来したアカスジキンカメムシに一同興奮!

⇩ ⇩ 腹面は金属光沢キラキラ系だが、うまく撮れない!

↓ トホシカメムシ初飛来

 

5月25日、2時間半ほどの灯火で飛来したクワガタは

ミヤマ・ノコギリ・コクワガタ、合わせて15頭でした。

この地域・標高ではまだ早いと思っていたミヤマクワガタが最初に飛来し

中には小型ながらエゾタイプの特徴を持った個体もいました。

 

 

そして、ノコギリクワガタも発生していましたが

残念ながら期待したアカアシクワガタは全く姿を見せず

光りに集まるだけの数がまだいないか

或いはヤナギの樹液に夢中なのかもしれません。

 

機材を撤収し、現地を後にしたのは11時過ぎでした。

みなさん、お疲れ様でした。

 


ライトトラップ・17-オニクワガタ

2021-09-13 20:41:33 | ライトトラップ

待望のオニクワガタが飛来しました。

 日時:2021年9月11日 18:30~22:30

 標高:約735m

 天候:曇り ほぼ無風

 気温:23度前後

 

エアブラシのやっさんグループの案内でたどり着いたのは

急斜面にあるブナの群生でした。

いつものように明るい時間は探索です。

 

↓ サンショウウオ探しのTさん

 

林床に埋もれかけた朽ち木を拾い上げると

複数の朽ち木からコルリクワガタの産卵痕らしきものがみつかります。

 

 

一つ二つ手で崩してみましたが何も出てきません。

林床にはたくさんの細い朽ち木があり

おそらくどれかに幼・成虫がいるのでしょうが

来春のお楽しみということで

ライト設営場所に向かいました。

 

↓ HID今峰製(ハンディタイプ除く) 

↑ 虫は、W数の大きいほうに集まる傾向にあるが、風の流れにも影響される

↓ 全方位も設置  

↓ 最初の飛来はアカアシクワガタ 19時05分

↓ コクワガタのメス

↓ ノコギリクワガタ 大歯型

↓ 黄色ぽっく見える所は金色です

↓ オオゾウムシ

↓ やっぱり普通種、アカアシクワガタ

↓ 当夜はツクツクボウシが多かった

↓ すごい着こなし・・・誰?

↓ アカアシクワガタ40㎜後半 踏んでしまった!

↓ ノコギリクワガタのメス

↓ こちらは赤いタイプのメス

↓ 山地では活動中のカブトメス

↓ 前方の茂みでアカアシクワガタのメス

↓ ノコギリクワガタのメス

↓ 全方位の外管で焼ける昆虫

↓ ウスバカミキリ

↓ ナミテントウ

↓ 20時過ぎ オニクワガタ飛来(オス) 

⇩ ⇩ あと3週間くらいは飛来の可能性あり

 

当夜飛来したクワガタムシはオニクワガタのオスを筆頭に

アカアシクワガタ・ノコギリクワガタ・コクワガタ計15頭

そして、カブトムシのメス1頭でした。

 

↓ リリース前の集合写真  山地ではもうしばらく活動は続く

↓ ヤママユの飛来は1頭のみ 

 

9月も半場に入り、クワガタをライトで呼べるのはあと少しです。

あと少しオニクワガタを見たいので

あと少し灯してみます。

 

 ↓ 帰りの林道でシロマダラ発見1頭目

↓ 2頭目はもっと珍しい幼蛇

↓ やっさん飼育中のシロマダラ

 

そんなわけで

当夜一番の大物はオニクワガタと、シロマダラの幼蛇になりました。

やっさん、みなさん、お疲れ様でした。

  

 


ライトトラップ・16-標高約780m

2021-08-09 17:25:20 | ライトトラップ

今年の春に見つけた渓谷の開けた場所でライトトラップをすべく

Tさんと二人で山間部を進むと

コーヒー牛乳みたいな色をした水がものすごい勢いで川を流れていました。

そして、上流ではレスキュー隊出動となるような事態が発生しており

目的地まで行くことができなくなりました。

日が沈むまでにはまだ2時間ほどあります。

気を取り直して3年前に行ったことのあるポイントに向かいました。

 日時:2021年8月8日 19:10~23:15

 場所:県北部 標高約780m

 天候:曇り時々微風・ミスト状小雨後濃霧

 気温:23度程度(長袖で汗をかかない程度)

 *この記事は画像中心になります。

 

↓ 今峰製HID75w・95w・ハンディータイプ75wの3機を設営

↓ 灯火直後はコガネムシ類がよく飛来した

↓ コフキコガネも複数飛来

↓ 飛来したコガネムシを捕食

↓ 蛾を食べに集まるアリの軍団

↓ 見飽きることのない擬態 ムラサキシャチホコ

↓ ・・・? はじめて見るタイプ

↓ オオミズアオの多いポイント

 

夕暮れにライトを点灯し、50分ほどするとあたりはいっそう暗くなり

クワガタの飛来が始まりました。

当夜飛来したクワガタの約半数はその始まりから30分ほどの間に集中し

その後はまばらな飛来となりました。

 

↓ 最初に飛来したクワガタはコクワガタ

↓ ノコギリクワガタ

↓ ノコギリクワガタのメス

↓ ミヤマクワガタのメス

↓ ミヤマクワガタのメス

↓ ウスバカミキリ

↓ シロスジカミキリ(オス?)

↓ ゴホンツノダイコク 体に付着するのは便乗性のダニ

↓ やっぱりガムシは飛んでくる!

↓ 途中でシートが風にあおられ2機が転倒、それでも光り続けた今峰製

↓ ノコギリクワガタのメス

↓ ミヤマクワガタ小型オス

↓ やっとアカアシクワガタのオスが来た!

↓ 腕に飛来するも気づかなかった小さなミヤマクワガタ

↓ ミヤマクワガタのメス

↓ ノコギリクワガタのオス

↓ ミヤマクワガタのメス

↓ あまり見かけない蛾

↓ ヒトリガ きれいな外来種

↓ ヘビトンボ 若い個体か? 黄色い

↕ おなじみのスズメガ

↓ 目玉模様で猛禽類に見せかけ身を守る

↓ ミンミンゼミ 高地では既に発生している

↓ ヒグラシ

↓ この日一番の大物 エゾゼミ 2頭飛来!!

↓ ミストのような雨が降り出す・・・

↓ そして霧・・・

↓ どんどん深くなっていくので撤収!

↓ リリース前の記念写真 クワガタは21頭

 

当夜は、羽アリとカメムシの飛来はほとんどなく

白いナイロンシートにちりばめ飛来した虫が扱いやすく

快適な灯火ができました。

Tさんお疲れ様でした。

 

 

おまけ

灯火後の帰り道、麓の街灯で見つけました。

↓ 街灯下植え込みにてコクワガタのメス

 

↓ ヤママユ

↓ コクワガタのメス

 


ライトトラップ・15-ほぼ満月

2021-07-25 14:49:51 | ライトトラップ

2021年7月23日 新月前のライトトラップを行いました。

場所:県北部 標高:約580m

天候:晴時々曇り一時雨

気温:24度前後 ほぼ風無し

時間帯:19:30~22:30

*ライトトラップ関連の記事は

 カテゴリー「高山のクワガタムシ全般」にもあります。

 

↓ シロマダラ

 

昼間のルッキング

いつものように灯火までの1時間ほどをTさんと二人で

樹木に付くクワガタを探してみました。

日中は、標高約850〜1000mあたりでも半袖が暑く、汗ばみました。

 

ミズナラの若木で小型のミヤマクワガタ♂2頭(未採集)

↓ ヒメオオクワガタを探しに谷を下るも痕跡すら発見できず。関西ではまだ早い!

 

アカアシクワガタ発生ピーク近し!

アカアシクワガタは一本のヤナギに複数付いているため

直接捕獲できそうなやつは静かにネットを忍ばせ捕獲し

その他は木に与える衝撃の強弱をコントロールしながら順番に落としていきます。

それでも落下した個体を全て拾えるわけではなく

この日はおそらく10頭以上見失ったと思います。

 

↓ 画像中央 アカアシクワガタ

↓ まずはネットで捕獲 

↓ 落下時に飛翔?

↓ アカアシの雌雄比率は大方半々

↓ 大型のメスが多かった オスの最大は40mm後半

↓ ちょうど30!

↓ リリース前の集合写真

 

灯火までのつなぎで気をよくした二人は

夜のライトトラップにエゾ型ミヤマの飛来を期待しながら

標高を下げていきました。

 

ライトトラップ

夜は、エアブラシのやっさんグループと一緒にライトトラップです。

使用したライトは今峰製HID4基・全方位型2機・懐中電灯タイプHIDです。

 

↓ まずは、腹ごしらえ!

↓ 標高約580m

↓ この山を照らします

↓ すぐ近くは晴れ、設営場所は雨、雨男二人で降らせてやったぜ!!

↓ ライトを集めて飛んできた感を味わう

↓ 早々にキイロスズメバチ飛来(5頭)近くに巣があると思われる

↓ アカアシのメス飛来

↓ どこでも飛んでくるガムシ

↓ オオミズアオ

↓ ヘビトンボ 咬まれると痛い!

↓ 全方位を前に設置

↓ ミヤマクワガタのメス

↓ ゴホンダイコクのオス

↓ クロカミキリ

↓ ミヤマクワガタのオス、残念ながら基本形

 

ほぼ無風の中、約3時間ほどの灯火で飛来したクワガタは

ミヤマクワガタ:オス1・メス2

アカアシクワガタ:メス1 の計4頭でした。

蛾や他の昆虫類はそこそこ飛んできたのですが

やはり、大きな月のせいでしょうか?

過去にはそんな月でもクワガタが飛んできた日がありました。

何がそうさせるのか未だによくわかりません。

みなさん、お疲れ様でした。

 

超おまけ

夕暮れの待機時間と下山途中に

やっさんグループが「snake show」を見せてくれました。

 

↓ 大きなヤマカガシ黒青系

↕ うろこの形態で同定

下山途中でシロマダラ

 

以上、この日一番の大物でした!!

 


ライトトラップ・14-西美濃にて

2021-07-12 22:32:35 | ライトトラップ

気象庁による今年の関西の「梅雨入り宣言」は

早すぎて見事にスベリましたが

後半は各地で雨が降り続き

以前から予定していた西美濃での灯火ができるかどうか?

予測しにくい日々が続きました。

 

関西から5名、暦は新月

「今峰製HID」こと、今峰さんアテンドのライトトラップの開始です。

 

↓ 「今峰製HIDライト」が並ぶ 75w大型・95w中型・55w小型などなど

 

 日時:2021年7月10日 日没〜23時

 天候:小雨・曇り・ガス・一時土砂降り

 気温:21度前後

 標高:約400m

 画像:多く掲載

 

↓ 関西から5名、道中記念写真

↓ 雨が上がると無風で高湿度

↓ 全方位ライト 近くの虫がその気になってやってくる!  

↓ こういう時は、本物のビールですわ!

↓ ガスの中、テストテスト・・・

↓ 山肌はスクリーン 右端では今峰さんお友達が400w2機も点灯!

↓ 雨の時はバッテリーは濡らさないこと!

↓ 60㎜中半のミヤマ

↓ 待望のオオミズアオ

↓ 土砂降りの後のコクワガタ大型

↓ このライトはあの雨を耐えた(バッテリーは濡らさない)

↓ 雨にも負けないアカアシクワガタ

↓ 「こんなん来ました!」 この日一番の大物シロスジ特大!

↓ ミヤマメス

↓ 400w2機の光も強烈!

↓ コクワガタのメス

↓ ミヤマのメス着陸

↓ 黒いほうのツノトンボ

↓ 凄い光の全方位

↓ ヒグラシ女子

↓ 微毛が残る新成虫 ミヤマ

↓ アカアシ

 

当夜は今峰さんお友達が「400w2機で800w」と

「今峰製HID小型3機(90w・90w・60w計240w)」で

比較テストもされており、その集虫(クワガタ)結果は

400w2機=13頭 今峰製HID3機=12頭 計25頭でした。

この結果の限りでは機種による差が見つけにくく

ランニングコスト等考えると・・・

 

そして、今峰さんが10頭

私たち5名がミヤマ・ノコ・コクワ・アカアシで計38頭でした。

トータルでは73頭の飛来がありました。

*同じ山を照らしたので多少干渉しあった箇所あり

 

↓ リリース前の記念写真

 

7月10日、新月、ほぼ無風とはいえ

小雨〜曇り〜一時土砂降りの条件下で

これだけ飛来し、楽しい時間が過ごせました。

 

最後に

今回のライトトラップは今峰さん全面フォローにより

実現したわけで

また、現地ではじめてお出会いした方々にも

快く迎えていただきました。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

ありがとうございました。

みなさん、お疲れ様でした。

 

↓ お土産まで・・・遠慮なくいただきます!

 


ライトトラップ・13-9月前半

2020-09-14 22:47:43 | ライトトラップ

*ライトトラップ関連の記事は、

カテゴリー「高山性クワガタムシ」にもあります。

 

今日は、9月5日と13日に行ったライトトラップを

画像中心で覚書します。

日時:2020年9月5日18:45~翌0:38

標高:約827m

天候:曇り・霧・雨~のち晴れ 時折風で非常に不安定

気温:23度±

画像:多い

 

 

この日は、エアブラシのやっさんご一同様と

途中から一緒に灯火をしました。

9時半ごろに合流したやっさんが

手渡してくれたのは、シロマダラ。

「え~!」

シロマダラはめったに見ることができないため

「幻のヘビ」といわれています。

途中で見つけたとのことですが

度肝を抜かれる思いで食い入りました!

 

↓ シロマダラ 40cmくらい

↓ 夕方の雨宿り

↓ 今峰さんのライト3機とハンディHID

↓ カマキリモドキ

↓ こんな高いところにもカブトムシ(標高約827m)

↓ キイロテントウムシ 菌を食べるらしい

↓ ウスバカミキリ

↓ やや疲れ気味のヤママユ

↓ アカアシクワガタのオス

 

夕方から降り出した雨は強弱をつけ

なかなか降りやみません。

やんだかと思うと今度は霧が出て

最後に月の明かり ♪ 

 

↓ 雨対策!

↓ 後半は、月の明かり

↓ 念願のオニクワガタのオス

↓ チャイロスズメバチも飛来(前記事より)

 

当夜は条件が悪く

クワガタもほとんど飛んできませんでしたが

シロマダラ・オニクワガタ・チャイロスズメバチと

大物と出会えた良い夜でした。

 

エアブラシのやっさんと昆虫少年とTさん

お疲れ様でした。

 

 

 

日時:2020年9月12日 19:10~23:00

標高:約577m

天候:曇りのち霧

気温:22度±

 

灯火までの時間をいつものように

ルッキングでつなぎました。

 

↓ ヒメオオを探して谷を下る

↓ 途中から急斜面

↓ ヒメオオクワガタの新成虫オス落下 40mm後半

⇩ ⇩

⇩ ⇩

↓ 次はアカアシクワガタ

↓ アカアシは7割ほどがメスがでした

↓ そろそろヒメオオの季節(当日は1頭のみ発見)

↑ リリース前の集合写真

 

ルッキングに時間を使いすぎ

車に戻ったときは薄暗くなっていました。

灯火場所に急がねば!

 

当夜の天気もあいにくで

灯火から間もなく出た霧は

最後まで消えることはありませんでした。

霧のない少しの時間にだけクワガタは飛来し

それ以降は全く飛んでは来ませんでした。

 

↓ コクワガタのメス

↓ 遂に大型のミヤマクワガタ飛来

⇩ ⇩ 

↓ 傷だらけのノコギリクワガタ

↓ この辺りではガムシ全く珍しくない

↓ カメムシ多し!

↓ ゴホンツノと、カメムシ

↓ ゴホンツノの飛来は多め

↓ ゴホンツノのメス(?)

↓ きれいな中型の蛾

↓ ツノトンボ

⇩ ⇩ 羽を閉じるとトンボとは違う

↓ 晩夏はバッタ類が増える

↓ 見覚えのあるカミキリムシ

↓ チョッキリ

↓ 次第に霧が・・・

↓ 最後まで霧は消えなかった

↓ 飛来はミヤマクワガタ1頭とこれだけ

↓ 帰りの林道にて

 

9月も中ごろになると

夜間は長袖でも暑くないくらいになりました。

 

 

そして、

多くの方がライトトラップのシーズン終えようとされます。

私たちの灯火は少し高めの標高も含め

10月ころまで続きます。

これからはクワガタの飛来はあまり期待できませんが

ライトトラップの魅力は

「何が来るかわからない!」

これが、潔(いさぎ)の悪い理由です。

 


ライトトラップ・12-標高550m

2020-08-25 22:04:44 | ライトトラップ

記事「ヒメオオクワガター初物」の続きです。

 

*ライトトラップ関連の記事は、

カテゴリー「高山性クワガタムシ」にもあります。

 

日時:2020年8月22日 19:15~23:00

天候:曇り・気温24度前後 無風

標高:約550m=今年2回目

画像:多い

 

設営場所に到着した時はすでに薄暗くなっており

到着するや否や点灯し

車の中で光を見ながら食事をとりました。

 

あっという間にコンビニ弁当を平らげたTさん

いつにも増して早食いです。

隣で少し遅れて ごちそうさん。

 

↓ 点灯

↓ すぐに小虫が集まり始める

↓ 前回に引き続きアゲハモドキ

↓ カドマルエンマコガネとカメムシと羽アリ

↓ 早々にオオミズアオ飛来

↓ ハイイロゲンゴロウ 羽を乾かさなくても飛べるらしい

↓ 💛マークのエサキモンキツノカメムシ 

↓ コクワガタ メス

↓ ここはオオミズアオの密度が高い

↓ ノコギリクワガタ オス

↓ ノコギリクワガタ メス

↓ コクワガタ オス

↓ アカアシクワガタ オス

↓ 8月後半で、バッタ類も増えてきた

↓ 必ず出てくるオサムシ

↓ コメツキムシ

↓ ムラサキシャチホコ

↓ コクワガタ オス

↓ 立て続けにカブトのメス

↓ アカアシクワガタ オス

↓ ガムシ参上!

 

光の正体

今回も、前回同様いろいろな昆虫が飛来してきました。

灯火をはじめて1時間くらいたったでしょうか?

50mほど下ったカーブのところに数本の光がうごめきました。

・・・? 

暗闇の向こうで光と子供の声が聞こえます。

カーブを抜けたところで何やら躊躇しています。

下のほうでキャンプしていたグループかな?

 

「見に来てもええで~!」

 

ワイワイガヤガヤ

光が光に寄ってきました。

そこからはみんなで大騒ぎです。

↓ テントウムシを指に乗せろと言う(笑)

↓ コクワガタ メス

↓ その間にも飛来

↓ ノコギリクワガタのオスとオオミズアオ

↓ たぶん毒があるから触らないほうがよい!

↓ ミヤマカミキリ

↓ ノコギリカミキリ

↓ ミンミンゼミ

 

子供たちは見るもの見るものに興味を示してくれ

これまで経験したことのないライトトラップを楽しみました。

また、引率のお一方は昆虫に縁のある方で

私たち以上に観察されていました。

恐らく今期からライトを灯されると思います。

 

↓ ノコギリクワガタ メス

↓ コクワガタ オス大型

⇩ ⇩ ⇩ ノコギリに引けを取らない

↓ アカアシクワガタ メス

↓ これはヤママユの残像

⇩ ⇩  デカい!

↓ 二匹目

↓ ノコギリクワガタ オス中型

 

約3時間の灯火でしたが

今年2回目の標高550m地点

やはり、この山は多くの命を支配していました。

 

↓ ノコギリクワガタ オス中型

 

今回は

出会いありの特によい灯火になりました。

 

 


ライトトラップ・11-標高878m

2020-08-16 22:01:36 | ライトトラップ

*ライトトラップ関連の記事は、

カテゴリー「高山性クワガタムシ」にもあります。

 

昨日は、午後からTさんと連休最後の高山帯に行ってきました。

今年になって初めての場所ですが

昨年の灯火では念願のオニクワガタが飛来した付近です。

 

 

夕暮れまでの余時間では

アカアシクワガタと

スジクワガタを見つけることができました。

一方、ライトトラップのほうは

風が吹いていたせいもあり

飛来はぼちぼちでしたが

日中も含め、まずまず楽しめました。

 

日時:2020年8月15日  昼夜:16:50~23:00

日中:16:50~18:00 標高:約700~908m 

灯火:19:20~23:00 標高:約878m

天候:晴時々強めの風

気温:夜間24度前後

 

 

日中の探索

これまでクワガタが全く付くことのなかったヤナギ群で

アカアシクワガタを発見しました。

 

高山帯ではそれまでまったくいなかったヤナギ等に

ある年急に

アカアシクワガタやヒメオオクワガタが付き始め

びっくりすることがあります。

おそらく近くに発生木が出来たのではないかと思われますが

そういった木々の場合

長年に渡って付き続けることはあまりなく

翌年からはまったく見られなくなることもあります。

また、それらの個体の多くは

兄弟である可能性が高いと私は考えています。

 

↓ 中央付近にアカアシペア

↓ これまで付かなかったヤナギにアカアシが付いていた

↑ 全体的に大型 おそらく兄弟

↓ ウリハダカエデにもクワガタは集まる

↓ ↓ ↓ スジクワガタ 標高約908m

↓ 日中の結果はアカアシとスジクワ

↓ 1本のウリハダカエダからスジクワガタ6頭

↓ 毎年ヒメオオクワガタが付くヤナギ

 

8月半ばに入り

ヒメオオクワガタも意識して探しました。

そして、真新しい食み痕を見つけましたが

残念ながら主は発見できませんでした。

この辺りでのピークはもう少し後です。

 

↓ 画像右上 ヒメオオクワガタの今年の食み痕

 

 

ライトトラップ標高878m

当夜は風があり、比較的過ごしやすかったのですが

ライトトラップにはよろしくない強さでした。

 

↓ ここで灯すのは通算3回目

↓ 服は白系✖  できれば長袖

↓ 「虫よけ」・「クマよけ」は必須

↓ 前の枝が伸びて邪魔

↓ 任意の長さで固定できる網

↑ 志賀昆虫社 5mアルミ製 優れもの

 

あわよくばオニクワガタと蝦夷タイプのミヤマを・・・

↓ 19:20 灯火開始 時折強めの風と、成長した枝が気になる

↓ コメツキムシ

↓ 風の合間を縫ってぼちぼち甲虫が飛来

↓ アカアシクワガタ メス

↓ 餌を求めてオサムシが

↓ 蛾か蝶か?

↓ かわいらしいミヤマクワガタのオス

↓ いつの間にかコクワガタ飛来 オス

↓ ミヤマクワガタ メス

↓ 風が出ると飛翔は消極的

↓ ウンモンスズメ 緑の粒は卵?

↓ どこでも飛来するガムシ

↓ ノコギリクワガタ メス

↓ コクワガタ オス

↓ よく飛来するウスバカミキリ

↓ ヒグラシ

↓ 湿度が高いせいかカマドウマが多い

↓ ミヤマクワガタ オス

↓ 枝に付いた虫は網で採る

↓ 枝から落ちたアカアシクワガタ オス

↓ ミヤマクワガタ メス

↓ 今回もカメムシ・羽アリ・シデムシは少なかった

 

昨夜の灯火では

クワガタムシと思わしき個体が

ライトを超え、後ろの林に飛んで行ったりしました。

風に乗ったのでしょうか?

その都度探しましたがそれらは見つかりませんでした。

 

↕ 昼夜の結果

↓ 採れた場所ごとにリリース

 

帰りの街灯で

最近の街灯はLED化が進み

殆ど虫が集まらなくなりました。

たまに残る大型蛍光灯には

こんな顔ぶれが集まっていました。

 この街灯もそのうちLEDになるのかな?