昨日、庭に来たハチ2種を採取しました。
一つはクマバチ、丸くて愛嬌があります。
もう一つはオオフタオビドロバチです。
オオフタオビドロバチは5~10月に出現し、幼虫で越冬するそうです。
この2頭は展翅して保管します。
あともう一種 花に飛来したものですがどうやらアブのようです(未同定)
よくできた擬態です。
捕食者に見えていても危険が及ぶため捕食できないベーツ型擬態。
ハチに似ることで毒があるように見せかけるすご技です。
大きさは1cm位で黄色がとても綺麗な種でした。
これまではスズメバチやミツバチなど一部の種にしか目が向かなかったハチですが
ハチに興味を持ち始めたとたん、いろいろな種類が目に入るようになりました。
今の目標は、来年の夏までに身近なスズメバチ全種の捕獲。
残すは キイロスズメバチ・クロスズメバチ・チャイロスズメバチ
この3種を捕獲すればひとまず目標達成!
加えて 刺されないこと!
スズメバチの毒は3回経験しているのでもう勘弁してほしい!
オオスズメバチの針 5mm以上あります。
オオスズメバチ
ヒメスズメバチ
モンスズメバチ
コガタスズメバチ
これからの時期スズメバチの巣は最大になり、餌を求めてより活動は活発になります。
一番大きいのがオオスズメバチ・左下ヒメスズメバチ
右下モンスズメバチ・下中央コガタスズメバチ
オオスズメバチ女王の顔 大あごも強靭
スズメバチは生態系のバランスをとってくれる益虫でもあります。
オオスズメバチ
テレビでよく紹介される あのやつです。
とても危険で、悪者扱いされることもよくありますが
生態系のバランスをとってくれている大切な昆虫です。
訳あって採集・収集を始めています。
採集は今年の5月に女王2匹、とにかくでかい、巨大!
刺されるとひどいことになるので採集は緊張の連続で真顔。
無事網で捕獲できると今度は容器に移し替えるのですが
いつもの癖でついつい触ってしまいそうになります。
刺されると痛いではすまないことを3回も経験しているのになぜか手が出てしまう。
晩秋に誕生した新女王は朽ち木内で越冬し、翌春に一人で巣作りをはじめます。
そして、自分の育てた働き蜂が野外に飛び立つと
その後はひたすら産卵、産卵。
秋には巣は最大になり、幼虫の餌が沢山必要になります。
そのため働き蜂はより多くの餌を求めるようになります。
やがて巣からは新たな女王が誕生し、旧女王と働きバチは死んでいきます。
新女王は、巣に飛来したオス蜂と交尾をして越冬に向かいます。
オオスズメバチは、こんな感じで家族を繋いでいます。