先週のこと
インビタビリスツヤクワガタ(以下インビタ)の掘り出しを行いました。
*タイトルにNo.がある記事は「カテゴリー」から入ると 飼育過程等が繋がります。
*マットの作り方は記事「難関種マットの作り方」をご参照ください
前記事では団子状のマット塊を割り
中から出てくる幼虫を確認して掘り出しを途中で止めました。
あれから3か月、容器側壁に終齢幼虫らしき個体が複数見えてきたので
先週の土曜に掘り出してみました。
↓ 2020年12月14日 容器側壁に見え始めた幼虫
産卵セットに使った容器はさほど通気のよいタイプではないのですが
それでも、エアコンで管理しているとマットが乾燥してくるため
表面が乾いたらたまに霧吹きをしていました。
噴霧した水はマットに染みながら母虫が作った坑道を流れていきます。
坑道は、通気とほどよい水分を確保するのに役立つのかもしれません。
↓ 水はマット塊の周囲を通過 2020年12月14日
↓ 掘り出し直前
↓ マットの上に転んでいた乾燥親虫
↓ 左の団子3ケからは何も出てこなかった
掘り出しではある程度成長した終齢幼虫は母虫由来とはいい難いような
マットの塊った部分から現れる傾向にあったので
幼虫は成長するにつれ、母虫が作った団子状のマット塊では狭くなり
緩やかな速度でそこから出ていくのではないかと想像しました。
↓ 部屋から現れた終齢初期の幼虫
↓ 終齢幼虫 ある程度成長しても脱皮直後のように気門の周囲が白い
↓ 体内に見える食物の色と糞の色は違う(黒っぽい)
↓ 幼虫部屋には糞が蓄積 糞の色はマルバネ同様に黒っぽい
↓ 透けて見えるが雌雄判別はできなかった
インビタの幼虫は成長ステージ問わず腹部末端にオレンジ系の微毛が密生しています。
幼虫はこの微毛を使って体の各部を掃除します。
↓ 腹部末端腹面にはオレンジに輝く微毛が密生する
↓ 光にあたると輝いて見える
掘り出した幼虫7頭はクリアボトルに投入して単独飼育し
残りはまとめ飼いすることにしました。
親虫を頂いたあらさんによると
「終齢幼虫はマルバネ餌で飼育できる」とのことなので
基のマットにマルバネに使ったマットを加え、インビタ用としました。
(あっ!そういえば 今期はマルバネの記事を書いていない!
羽化やら餌追加などいろいろしたんだが)
↓ 基のマットにふるい掛けした微粒マットを30%ほど混ぜたもの
↓ クリアボトルに終齢幼虫の1部を投入し、幼虫の大きさ順にNo.を記入
↓ 終齢幼虫11頭 2齢幼虫2頭 計13頭採れました
今回の掘り出しでは2セットのうち幼虫が出てきたのは1セットだけでした。
出てきた幼虫の数は13頭。
この数値は、掘り出し前の期待値よりはるかに低いですが
管理しやすい数ということで良しとします。
Merry Xmas🎄
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