あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

ボクシングヘビー級 Mアリ対ライル戦 

2013-09-19 11:42:56 | 日記
 いきなりなんだ、このタイトルは?
 そう思った御仁も多かろう。
 いやいやこのタイトルの試合こそが、まさに世界ヘビー級タイトルマッチ
なのであーる。

 土曜の昼、テレビのチャンネルをジャグリングしていたらボクシングの試合
にぶち当たった。
 どうやら古い試合らしく、アメリカ、ラスベガスのコンベンションセンター
でのヘビー級タイトルマッチ、なんとモハメッド・アリの試合だという。

 アリと言えばA猪木、異種格闘技戦は小学校6年のときだったか、土曜日学校
が終わると、男子は皆、一目散に帰宅し、昼ご飯を済ませてはテレビの前にかじ
りついたものだ。

 さてさて30才を越えた者同士、当時の感覚では引退するお年頃の二人の
結構、激しい戦いが始まった。

R1 アリ防戦一方。両手で頭を抱えるようにガードしている。
   蝶のように舞い蜂のように刺す、そんなスタイルの面影はまったくなし。

R2 R1同様。アリがライルのトランクス付近に抱き付く場面も。手が当たっ
  たりしたら反則負けかと、こんなしょうもない結末かと一瞬、こっちがヒヤリ。

R3 ~ トイレに行っているうちにほとんど見逃す。~

R4 王者アリにあせりか、進展はなし。
   ライルはボディーを攻めるも利いていない様子。

R5 アリに踊るようなステップが戻ってきた。
   しかしアナウンスは「アリがおかしい。」を連発。

R6 アリ左のガードを下げて、ライルを挑発。
   手数はライルが多いも、有効打はなし。

R7 ライル攻勢。アリは後退、ロープ際で防戦一方になる場面も。
   ただし有効打はなく、興奮した両者はゴング後もすこし打ち合う。

R8 急にアリが攻勢、少しライルをとらえるが有効打にはならず。

R9 両者ともに疲労が見える。動きが一時止まる場面も。

R10 アリ人を喰ったようなスタイルでときどきイキがって見せるも、ライルの
  攻勢にタジタジ。ライルのパンチがアリのボディーをときおりとらえる。

R11 開始前にゲスト解説者のコメントが入る。
   「ライル優勢、アリはダメージを受けている。」
   開始早々、アリ一方的に打つ、ライルは手が止まる、足も止まって、
  レフェリーストップ、TKO!
   ライルの「俺はまだ闘える。」とのコメントが放送されるも、負け犬の
  遠吠えに過ぎず。

 アリがタイトルを失うのかと思って見ていたが、一気に叩きのめした。
 全盛期のステップではないものの、片足づつステップをとりながらリングを
時計回りに回っていく独特のスタイルは久々にみると新鮮で、いろんな意味で
個性的なボクサーだったと思った。

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