あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

日語ってあんたら何族?

2013-09-26 00:36:26 | 北京市内ぶらつき記
 さていつものとおり本編をそっちのけで番外編から記していこう。
 快晴の天気、クリアな空気に恵まれた9月14日の土曜日、第4回北京国際山歩き大会
に職場の同僚2名と一緒に参加した。
 100キロ走破の競技部門や30キロの難関コースはともかく、往復16キロのレクリ
エーション部門は、外国からの参加などあるわけもなく、焦った(?)北京市国際交流協
会の日本担当の方から、「泣き」が入って、半分(以下)仕方なく、半分(以上)は、
レクリエーション部門の折り返し点である、日本人観光客の視点では一種の秘境である、
通称「川底下村」に目がくらんで、参加したのであった。

 ここまで書いて、番外編か、と思われるかもしれないが、拙者としては、番外編が面白
かったのである。

 谷底添いの緩やかな山道を、田園風景や植生・植物、奇岩が風化しない乾燥した地形の
造形などを物珍しく楽しみながら、1キロ15分ペースで登っていくと、子供連れや年配
の参加者を少しずつ追い越していくことになる。

 途中で健脚コースへと進んだ中国人スタッフと別れ、日本人二人、関西訛りで話しな
がら進んでいくと、一組の50台後半から60代前半の御夫婦(だと思う・・・。)を
追い越すことになった。

 男性の方から、振り向きざまに、声をかけられた。
「あんたらの言うてること、サッパリ聞き取れんけど、何語なん?」(※ 原文中国語)
ときたので、はい?と思いながら、二人仲良く揃って、
「日語。」(※中国語で「日本語です。」という意味。)
と答えたところ、何とさらに、
「日語、それどこの言葉なん?」(※ もちろん原文中国語)
ときた。
 顔を見合わす日本人二人、相前後して、
「日本」と答えたものの、それでも怪訝そうなオヤジさんにトドメの一言、
「日本国」というとようやく事態を理解したようだった。

 たしかにオヤジさんには理解しがたかったのかもしれない。
 二人のうち一人は色白で目鼻立ちの整った小顔の女性に、もう一人は浅黒く鼻が天井を
向いた頭でっかちなオッサン(もちろん、筆者のこと!)、この異様な組み合わせが、
何やら同じ言葉を話している、とくれば多様な民族を有する中国のどの民族なのか、
彼の頭には、
「いったいこいつら何族なんだろう???」
そんな思いがよぎったことは、冷静に考えれば想像に難くない。

 もちろん中国人は簡単には一つにくくれないが、案外、日本人も簡単には一つにはくく
れないと思った次第。

~ まだまだ続く、乞う、ご期待。 ~

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。