永久歯に虫歯のない(なかった)拙者、幼稚園のころは歯医者の世話になったが、
右奥の親知らずを抜いた以外はとんと無縁であったわけ。
それがなんと、右下の奥歯に手で触ってもわかるくらいの大きな穴が・・・。
どうすることもできず、歯医者に行く決意を固めざるを得なかったのである。
日本に帰るか、いやそれまでに痛み出したら、何回も休みをとれるはずもないし、
やはり北京で歯医者を探そう、と逡巡した結果、勇気を出して北京で治療することにし
た。
それにしても、怖い、怖いのである。
夜勤明けの午前中に親知らずを抜いたことを思い出し、麻酔の注射の痛かったことを
思い出し、ビビりまくりながらどの病院にするか、いずれにせよ外国人用の病院でなけ
ればなるまいと、情報誌やネットで探すと、かつて日本人専用(事実上)だったマンシ
ョンに日本人歯科医がいらしゃるとのこと。
30代後半とおぼしき男性の先生の写真を見つつ、電話予約をすると、日本語で対応
してくれた。
いよいよ翌日、午後から休暇をもらってバスと地下鉄を乗り継いで、十里河という駅
を目指した。
いよいよ歯医者だと思うと、早く着かないでくれと、まぁ何ともおかしな心もちにて
とうとう駅に到着した。
ここからは徒歩数分。地図を片手に目印のガソリンスタンドを探しながら歩き出した
のであった。
(続く)
右奥の親知らずを抜いた以外はとんと無縁であったわけ。
それがなんと、右下の奥歯に手で触ってもわかるくらいの大きな穴が・・・。
どうすることもできず、歯医者に行く決意を固めざるを得なかったのである。
日本に帰るか、いやそれまでに痛み出したら、何回も休みをとれるはずもないし、
やはり北京で歯医者を探そう、と逡巡した結果、勇気を出して北京で治療することにし
た。
それにしても、怖い、怖いのである。
夜勤明けの午前中に親知らずを抜いたことを思い出し、麻酔の注射の痛かったことを
思い出し、ビビりまくりながらどの病院にするか、いずれにせよ外国人用の病院でなけ
ればなるまいと、情報誌やネットで探すと、かつて日本人専用(事実上)だったマンシ
ョンに日本人歯科医がいらしゃるとのこと。
30代後半とおぼしき男性の先生の写真を見つつ、電話予約をすると、日本語で対応
してくれた。
いよいよ翌日、午後から休暇をもらってバスと地下鉄を乗り継いで、十里河という駅
を目指した。
いよいよ歯医者だと思うと、早く着かないでくれと、まぁ何ともおかしな心もちにて
とうとう駅に到着した。
ここからは徒歩数分。地図を片手に目印のガソリンスタンドを探しながら歩き出した
のであった。
(続く)