あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

YOU TUBEを見てみたら

2013-10-06 06:44:32 | 日記
 芸術と芸能に敬意を表し、著作権を尊重してきた拙者としては、
このサイトを毛嫌いして、見向きもしてこなかったわけだが、東京は
ともかく、それ以外では通販でも簡単に手に入るかどうかという音源
を探して、アクセスしてみた。
 人生49年半、初のYOU TUBEである。

 ネットも芸能も疎いので、よくわからないのだが、どうやら中国語
版のトップページは、日本が独占状態である。
 韓国ものは2件しかない。

 公式には日本との接触、接続を極端に制限しているから、かえって
こんな結果になっているのではないか、そう推察するが、定かではない。
 ともかく、日本国内かどこかにサーバーがあって、外国経由でそれを
見ているという若者が多いらしいことだけは判る。

 聞けば、同僚が中国語を教わっている先生たちは、「半沢さん」に
ハマっていらっしゃるようだし、このサイトでも芸能ランキングトップ
3は「あらし」で固められている。

 日本では、カラが揉めているとのニュースが多いが、こっちではそん
なものは、空っぽである。

 なんだかんだと鎖国政策をとっているが、とっくに穴は開いており、
まぁメンツの国だけに、体裁は維持しているというところか。

(個人的なお話へと 続く)

あえて無題

2013-10-05 05:22:24 | 北京市内ぶらつき記

 
 見ずらいでしょうが、お店の案内板と正面玄関です。

 なんの、どんな、お店?

 こんなお店です。
 

 そうです、ご明察!

 猫カフェです。

 
 こちらのお客さん、エサを買って、猫たちにあげてます。したがってモテモテ。

 
 しつけが良いので、池の魚を捕ったり、ましてや粗相など。(いや多分、多分)

 
 あらあらこちらの猫ちゃん、お昼寝中。気持ちよさそう。

 
 ある男性、よほど忙しいのか、寝ている猫の手を借りに行ったが、貸す気はない様子。
 拙者も試しに猫の手を借りに行ったところ、やはり無視。

 
 中庭には、デビュー前の仔猫たち。やんちゃすぎて客さんの前にはまだ早い。

 
 お客さんのコメント多数。中には日本語のコメも。

 動物嫌いというか、苦手な拙者も楽しめる北京の猫カフェ、皆さんも一度はどうぞ。

(写真)国際山歩き大会 その2

2013-10-04 08:00:00 | 旅行

 もう少し、おまけしておこう。


 スタート=ゴール地点付近にはお土産屋さん。栗、お茶、野菜にキクラゲといった食べ物から、
意味不明の素人手工芸品まで枚挙いとまないほどでもないけれども、結構多品種。
 テレビの取材も入っていた。


 途中、お花畑もあったりして、このあたりまでは参加者も余裕の表情、記念撮影をしたりしている。
 建物は、お土産屋さん、水などの飲み物を売っていた。

 
 しかし、水は売れるはずもない。無料で配布され、ボランティアが大活躍。
 なかにはキャンギャルと見まがうような女性も。

 
 5キロほどでもう休憩者が目立ち始めた。

 
 一気にゴーーーーール、ゴルゴルゴル、ゴールde KUMANEKO !
  ってサッカーちゃいまんがな。


 分かりにくいと思いますが、翌日の競技部門の表彰台に勝手に上がり、センターを決める筆者。
 こんなアホなことゴール後にやる気力があるっつうのはスゴイと思いませんか?

 やってる人がいたので、私もとしゃしゃり出た次第。
 おしまい。

(写真)国際山歩き大会

2013-10-03 08:05:56 | 旅行


 いささか旧聞に属するわけだが、9月14日の土曜、快晴に恵まれた北京市郊外を往復16キロ
ハイキングしてきた。
 いざスタート地点へ、ってもう五月雨式に始まっていました。



 のどかな田園風景の中を折り返しの通称「川底下村」を目指して進みます。


 周囲はこんな山に囲まれています。
 乾燥した気候なので水の浸食の影響が少ないのでしょう、ゴツゴツとした印象。



 秋の七草から3種類、ハギ、ススキ、ナデシコ(正確には石竹)。


 川底下村の様子。農家民宿もあるようです。 

 
 筆者近影。手に持っているのは拾った枯れ枝で作った即席の杖。
 ちなみに、TVドラマ西遊記の孫悟空のポーズを決めたつもり。

修士生の質問に答える

2013-10-02 16:15:22 | 日記

 中国では、学生のインターンやボランティアが盛んである。
 また日本人留学生の日本人会や県人会への参加も積極的である。

 したがって必然的に若い世代の方々とお話をする機会が日本にいたとき
よりも多いわけだが、中でも日本人に直接疑問をぶつけてみたいという
中国人の学生さんと、お知り合いになるケースが多く、彼ら彼女らとコミ
ニケーションをすることは、知的な刺激になってボケ防止にはちょうど
良いのである。

 さて、国慶節の休暇中、一人の大学院生さんからメールで質問というか、
救助要請がきた。
 強烈にマニアックな話で、ある論文の中に引用されている、明治の外相
陸奥宗光の回顧録の一部分を現代語で説明してくれというものである。

 「陸奥の総括であった」という一文がなければ、なんのことか分かり
づらいのだが、「外に屈し」という部分と合わせると、
下関条約後の三国干渉に関する陸奥自身の立場を記した彼の回顧録らしい
ことは分かったので、確認したところ、まさにその通りであった。

 ちなみにこの回顧録は『蹇々録』といい、岩波文庫から出ているらしい。
 こんど帰国したら買って帰ろうと思う。

 陸奥氏の述懐を要約すれば、内外の情勢を判断し、それ以外の到達点
はなかったという、ことになるのだが、漢文読み下し調の文語体なので、
読み方もところどころふり仮名を振りながら、返信した。
 国慶節明けには、発表しなけらばならず、休暇返上で追い込みをしてい
るそうだ。

 この院生以外でも、日本の学生も読まないような本を読んでいることに
驚くことが多い。
 「日本文化の本質は「もののあわれ」にあると思います。」と女子大生
に面と向かって言われたときは、ぶっ飛びそうになった。
 ちゃんと本居宣長などの原典にあたっているので、2度びっくり。
 拙者実は、20年以上前に三重県にある彼のお墓を訪ねたことがあると
話して、ちょっぴり盛り上がった。

 方言の研究や小袖の柄を研究しているという学生とも話をしたことがあ
るし、アニメだけではなく日本文化への関心の高さはなかなかのものがあ
り、研究熱心な姿勢には驚くばかりである。 
 
 爪の垢でも煎じて、漢方薬にしてうちの娘に飲ませてやりたいものであ
る。