2007年11月26日、仕事の帰りに南魚沼市(旧六日町)を通った。国道17号から夕暮れの越後三山の姿が、少しかすんでいたがきれいだった。夕日が出ていれば、この八海山の全体が赤く染まるはずであるが残念ながら今日は曇りであった。
この次ここを通る時は雪の壁ができているかも知れない。これからの季節に夕焼けに染まる八海山を見ることができる確率は極めて少ない。
2007年11月25日、孫たちを熊谷まで送って行く途中、関越自動車道の県境の長いトンネルを出ると、バックミラーに雪を抱いた谷川連峰が光り輝いて見えた。
この高速道路からの谷川連峰の景色は素晴らしいが、残念ながら走りながらしか全体を真正面から見ることはできない。
あまりきれいに見えたので、初めて下牧パーキングエリアに入って振り返ってみると、ある程度までは眺められることがわかった。今度は下りのPAからの景色を確認してみよう。
2007年11月24日、孫その2がネコちゃんにお別れの挨拶をしている。ネコの方もようやく追い掛け回されるのに慣れてきて、あまり迷惑そうな顔をしなくなった。孫が一生懸命話しかけているのを、じっと聞いているようでなかなかいい感じのショットが撮れた。
2007年11月23日、連休を利用して孫たちがやってきた。女房と娘は買い物をしてくるからその間見ててくれといって、2人の孫をおいてさっさと行ってしまった。孫その1があれに乗りたいというので、万代シティにあるレインボータワーに乗せて100m上空から新潟市街を眺めた。孫その2の方は初めてだったので結構インパクトがあったようだ。レインボータワーのチケットを買ったら、メリーゴーランドのサービス券をくれたので今度はメリーゴーランドに乗せて時間をつぶすことができて助かった。今日はランドセルも買わされたし、孫サービスデーであった。
2007年11月18日、新潟市も、昨日までは穏やかで暖かい小春日和がしばらく続いていたが、昨夜前線が通過したあと、今日は雷・雨・霰・強風が荒れ狂う嵐の日曜日となった。
天気予報では今晩から平地でも雪になるという。突然、冬がやってきた。昨日までの海は青かった。しかし、今日からの日本海は演歌に歌われるように暗く荒れた日が続く。私はこの季節の劇的変化は嫌いではない。春になると、ある日を境に海の色が暗い群青色から、淡い青緑色に変わる。この潔い変化が好きだ。
2007年11月18日、昼食のパンを買いに古町に出た。午前中で天気が悪く買い物客もまばら。一方、最近オープンした郊外型の大規模ショッピングセンターは買い物客の車で周辺の道路が渋滞するほどだという。昔からの老舗がいつの間にか駐車場に変わってしまう。ますます中心市街地は空洞化していく。
大型店の戦略だけでなく、利便性を求めてしまう消費者側にも責任はあるだろうが、これでは自分たちの住む町の魅力はどんどん失われていく。時代の成り行きに任せてしまうだけでは都市は生き残れないことを早く気づくべきだ。
最近、古町通りと新津屋小路の交差点近くに良寛像が建立された。なぜここに良寛なのかはよくわからないが、多くの良寛像を制作してきた茂木さんの作である。寂れていく古町通りに良寛は何を思っているだろうか?
2007年11月15日、当社の役員の父親が急逝し、長野県佐久市で行われた葬儀に参列した。快晴で暖かく、頂きを新雪で薄化粧した浅間山が美しかった。亡くなられたお父さんは今日がちょうど84歳の誕生日だったとのこと。式場には故人が農業の傍ら描いたというスケッチブックが置かれていた。墨絵の人物画などは、素人とは思えないほどすばらしいものであった。ほかにも短歌が趣味で、いくつかの賞も戴き、短歌の会の指導者的存在であったという。
仕事一途のわが社のY君であるが、この父親にもう少し似ていれば、仕事も人生の幅ももっと広がっていただろうと思うのだが・・・。
彼から、実家は八ヶ岳の麓と前から聞いていたので、すぐ近くに八ヶ岳が望める場所かと想像していたが、市内の葬儀場からは、遠くに山並みが霞んで見えるだけだった。かわりにというか、浅間山は圧倒的な存在感があった。
2007年11月11日、ネットに、「紅葉の名所」として出ていた弥彦公園に行ってみた。今まで弥彦には何度となく来ているが、弥彦公園は初めてである。ちょうどJR弥彦駅のすぐ脇に広がる公園で、人工的に植栽されたカエデ類が多い。
特に、モミジ谷と呼ばれる所は、真赤に色づいたカエデ類が多い中に金色に輝くカエデが点在している様は見ごたえがある。天気も悪く10時前という時間にもかかわらず、多くの人が訪れていた。カメラと三脚をかついだアマチュアカメラマンも多く、ビューポイントには三脚の列ができていた。
此方も久しぶりに6×7の中判カメラをかついで撮影してきたが、標準レンズ1本では限界がある。デジタル全盛時代に、アナログの交換レンズをこれから買うのは結構決断が必要だ。ネットで中古の出物を探すとするか・・。
2007年11月10日、我が家の最もわがままな家族の一員がこの猫である。名前は゛ネコ"。
最近やたらとうるさくわめくようになった。特に夜中の1時半過ぎころからひどくなる。 季節に関係なくギャ―ギャ―とうるさいので、以前医者に連れて行って薬をもらったことがある。ところが薬が効いている間はふらついてヨタヨタして静かだが、薬が切れると前よりもうるさくなきわめくようになった。
昼間は全く静かに寝ているので、昼間できるだけ起こしておいて疲れさせるのが一番良い方法だと思うのだが、昼間家にいる80過ぎた母親にそれを頼むわけには行かない。
多分、母親の方が疲れて寝込んでしまうだろう。
おかげで、週のうち何日かは寝不足になる。毎朝出勤するときは必ず玄関の下駄箱の上に駆け上ってきて見送ってくれるかわいいヤツなのだが・・・。と言っても、もう13~14歳、人間にしたら60歳は過ぎている。しかし、まだ階段を駆け上がったり、駆け下りたりするほど元気である。今夜もまたネコとの戦いは続く
2007年11月9日、最上町で第6回最上地域バイオマスフォーラムが開催された。現在かかわっている木質バイオマスエネルギーの地域システム化実験事業の報告が中心で、遠くは九州からの参加もあって盛会であった。
原油が高騰している現在、かつては経済的には不利であったバイオマスエネルギーも、今では化石燃料よりかなり割安になってきたため、温暖化対策に加えてエネルギー価格の節約という点からも、ますます脚光をあびるようになってきた。
本町での取り組みは、現在山に切り捨てられている間伐材を有効に活用するしくみを構築し、間伐の促進と地域林業の活性化を目指すという重要な側面を持っている。
今後は、放置されている里山の落葉広葉樹林の活用にどのように寄与できるかも検討したいと考えている。
最近問題になっている、トウモロコシなどのバイオエタノール化による燃料生産のために、家畜飼料や食料の値上がりという現象が起きている。木質バイオマスの利用は、うまく使えば、森林と林業の活性化につながり、このようなマイナスの波及効果は発生しない。
2007年11月8日、何とか他の仕事をやりくりして、新潟県の北部に位置する朝日村にある森林調査の現場を訪れた。調査地は、林道を車で1時間ほど走った山奥にあり、ちょうど麓は紅葉の真っ盛りであった。
今年はどこへ行っても紅葉が黄色っぽく、真赤な紅葉はあまり見られなかったが、今日は今年一番の真赤なハウチワカエデの紅葉を見ることができた。熊の爪あとや糞に多少ビビリながら調査地内を歩き回った。足腰にはきつかったが、秋晴れに恵まれた気持ちの良い一日であった。
2007年11月7日、3年前の中越大地震の被災地としてその名が全国に知れ渡った旧山古志村(現長岡市)は、牛の角突きと「泳ぐ宝石」と言われる錦鯉が有名である。これは震災を乗り越えて復活を果たした蓬平(よもぎひら)温泉和泉旅館の玄関前の水槽に泳ぐ錦鯉である。従業員の話では、「おかげさまで震災前より忙しくなった」とのことである。
道路の崩壊によって地震発生時に、多くの宿泊客とともに孤立状態になったために大きくニュースで報道された旅館である。地元のマスコミでも、全く営業できなくなった建物の被害状況や、復興への取り組みに奮闘する女将の涙ぐましいドキュメントなどが報じられたため、復興後のオープニングから支援のために多くの宿泊客が訪れるようになった。
女将の話では、どういうわけか地震のたびにお湯の質が良くなってきたそうである。実際に温質は肌がツルツルして、とてもいい感じであった。
ちなみに、今日は銀行主催の研修旅行であったが、この旅館の復興資金を支援したのは別の銀行だった。
2007年11月4日、昨夜は、今年最後の営業日である飯豊山荘に泊まり、早朝、森林セラピー基地に登録された温身平のブナ林を散策した。好天に恵まれ、昨日は山形県小国町の北部にある朝日山系のブナ林、今日は南部の飯豊山系のブナ林を堪能することができた。飯豊山荘へ通じる道路は来週には冬の交通止めに入るということであった。毎年何回かは訪れるが、今日ほど多くの人に出合ったことはない。特にアマチュアカメラマンが多く、バスを仕立てて関東方面から数十人の団体で来ているグループもあった。
あと1ヶ月もしないうちに雪に埋もれて誰も寄せ付けない自然に戻る。
2007年11月3日、朝日山系のよもぎ平に通じる道路が通行できるようになったと聞いて、数年ぶりに行ってみた。すでに紅葉は過ぎて半分落葉していたが、高台から見下ろすブナの大きな樹冠は圧巻である。特にここは、春の芽吹きの時が素晴らしい。1本1本の樹冠が盛り上がってくる生命感は感動的である。ただし、その時期にここまで到達できるかどうかが問題で、よほど雪が少なく林道が除雪されていない限り、雪崩の危険を覚悟で体力勝負で登ってくるしかない。