2019年1月14日(月) 今日は成人の日で休日だったが、清津峡のプロジェクトで設計JVを組んでいる北京の事務所から参加する担当者の都合で、夕方からの現地打合せとなった。 私も積雪期の現場写真を撮りたかったので打合せにに同行した。 清津峡渓谷トンネルの冬期閉館が1月16日から3月15日までなので、この機会を逃すとトンネル内には入れなくなる。 今年の積雪量は新潟県内では全般的に少な目であるが、この清津峡周辺は平年並みの積雪量とのことであった。 例年ならこの時期には、温泉客以外の観光客はほとんど訪れる人はいない頃である。 しかし、今日行ってみると駐車場はほぼ満車状態で、トンネル内には途切れることがないほど人がやってくる。 昨年は4月から12月までの間に過去最高の17万人以上の来場者数を数えた。 その前年までは年間5万人前後で低迷していたことを考えると驚きの数字である。 設計をしながら、年間10万人くらい来てくれるといいのだがと思っていたが、初年度は大地の芸術祭と重なって飛躍的に入込が増えた。 なので、本当の効果は今年からが正念場となる。 もともとの売りであった渓谷美の自然景観が、人工的な造形物を通すことによって、一層増幅されてその美しさを際立たせ、楽しめる空間になっている。 さらに四季や天候、時刻、その場の人の動きなどによって変化する表情も期待して何度も足を運んでほしい。
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<アプローチの脇に置かれた小さな雪だるまが迎えてくれた。>
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<エントランス施設は一足早く冬期休館になっている。>
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<トンネル開口部からの清津峡渓谷>
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<第3ステーションの開口部、モノトーンの中の温かい光>
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<冬のパノラマステーション、夏とは違って全くのモノトーンの世界>
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<パノラマステーションからの清津峡の冬景色>