たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

只見町癒しの森

2020-06-24 18:23:11 | Weblog

2020年6月23日(火) 只見町はブナの天然林面積が多く、ユネスコ・エコパークに指定されている。 しかし、それを知る人は少ない。 今日は比較的アクセス性の良い代表的ブナ林として、布沢の「癒しの森」を案内してもらった。 緩やかな尾根沿いの登山道の両側にブナの二次林が広がっている。 二次林と言っても、薪炭林として利用しなくなってから、もう50年以上経過しているため、ほとんど天然林のように見える。 傾斜もゆるく、歩きやすい登山道のため、気軽に散策できる心地よいブナ林となっている。 老木が倒れた後にできたギャップに新しいブナの幼木も育ち始めて、天然更新も行われている。 ガイドが同行して説明を受けながら歩くにはもってこいのルートである。 エコパークらしい活用ができそうなブナ林だ。 長期的には、ただ放置しておくのではなく、適切な間伐を行って大径木の多い、一層森厳さのある森にしていくことが望まれる。

〈入口の案内板〉

〈まだ若い林も多い〉

〈こんな古木も点在する〉

〈倒れた古木の周りには新しい稚樹が一斉に伸び始めている〉

 

大白川のブナ林

只見からの帰りに、新潟県側の大白川で、人工ギャップ更新を行っている現場を案内してもらった。 ここは、数十年も前からブナ林を間伐して大径木のブナを育てていることで有名な場所である。 ここで友人は、スノービーチ(雪国のブナ)というブランド名で、間伐したブナ材で、テーブルやイスなどの家具を製造して販売する指導と支援活動を行っている。 もちろん間伐方法についても現地指導を行っている。 大白川では、林業に取り組む若い人たちが増えてきているという。 このような上流から中下流までの連携が、消費者にも見える化されてくると林業振興の将来も、もっと期待できるようになるに違いない。

〈過去に2度の間伐が行われたブナ林〉

〈人工的ギャップ更新のため、円形に伐採された空間ができている〉

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JR只見線、乗客は私一人

2020-06-24 14:18:03 | Weblog

2020年6月22日(月) 明日の現地調査を案内してくれる友人が、別の会議出席のため只見町に昨日から滞在していたので、私だけ一足早く彼と合流して前泊することにした。 会社からはJR越後線、信越線、上越線、只見線と乗り継いで只見駅に向かった。 小出駅で只見線に乗り換えたのは17:00ころだったので、2両編成の列車には、高校生がそれなりに乗車していた。 出発して駅に着くたびに数人ずつ下車していき、福島県境に近い新潟県側最後の駅「大白川」で、たった一人残っていた女子高生が下車して、ついに乗客は私一人となってしまった。 来年度には、豪雨災害によって鉄橋が流されて以来、10年かかってようやく全線復旧する予定になっている。 JRとしては、廃線という選択肢の方が高かったと思われるが、地元の熱意が通じて復活することになったローカル路線である。 しかし、どう頑張っても黒字になることはあり得ない。 JRも大変だが、維持管理費の応分負担をしなければならない福島県や地元自治体も厳しい選択だったに違いない。

〈福島県境に近づくにつれて登り勾配はきつくなってくる〉

〈新潟県側最後の駅大白川、ここで女子高生が下りて誰もいなくなった〉

〈列車の乗客は私だけとなった〉

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1ヶ月遅れて咲いたニッコウキスゲ

2020-06-07 17:14:14 | Weblog

2020年6月7日(日) 先月のゴールデンウイーク明けに、庭の5株のニッコウキスゲのうちの2株が続けて咲いた後、しばらく花をつけなかった。 しかし、ここ数日、別の株の蕾が急に膨らんできて、今朝1ヶ月ぶりに花が咲いた。 もう一つ別の株にも蕾をつけているので、あと1週間くらいは楽しめそうだ。 同じ環境でも開花時期に1ヶ月もの差があるのは不思議である。 しかし、もっとたくさんの株があれば、長い間咲き続けるはずだ。 我が家のニッコウキスゲも、一面のササの中に植えたにもかかわらず、ササに負けないで元気に育っている。 しかも株が増えている。 一応予測としては、このササとニッコウキスゲは共存できるだろうと思って植えてみたものなので、この先結果がどうなるかが非常に楽しみである。

〈1ヶ月ぶりに咲いた庭のニッコウキスゲ〉

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