2012年9月28日(金) 今日はとりあえず1日でできる範囲の作業をして帰ることにする。 能代市内のホテルを6時に出発し、調査地点のブナ林に9時過ぎに到着した。 昨日より遅いペースで登ったが、休憩をそんなにとらなかったため、時間的にはあまり変わらなかった。 今日は、温度計のデータの回収と積雪計の読み取りと補修、調査杭の打ち直しなどを行った。 積雪計の下部の補強用の角材は熊にかじられて半分ほどになっていた。 しかしブナの幹には熊剥ぎなどの跡はなく、ペンキを塗った人工的なものが気に入らなかったようだ。 ここには2本の積雪計が立ててあるが、2本とも熊がかじったあとがあった。 白神山地には600頭の熊が生息していると言われているらしいが実体はよくわかっていない。 現地を2時半に切り上げ下山する。先日新しく買った登山靴は今日で5日目だったが、途中から靴擦れができてしまった。 今までは何でもなかったが、荷物を背負っていたので力のかかり方が違ったのかも知れない。 次回からは何らかの対策を考えなければならなくなった。
〈林道の終点。ここから2時間登ると調査区に着く。〉
〈折りたたみの梯子やカケヤなどの道具を背負って出発。ちなみに私は5㎏の杭1本とスコップだけだったが、それでも水や食料もあり結構バテてしまった。〉
〈1時間以上登ると尾根に出る。ここから世界遺産のコア地域(核心地域)に入る。〉
〈地上4mの高さに取り付けてある温度計の入った箱を外してデータを読み取った後、紐を補強して再び元の位置に設置する。〉
〈積雪計の控えの柱は熊にかじられてこのありさまである。〉