柳津温泉の花ホテル講演会はもうすぐ600回

2019年12月15日（日）　柳津温泉花ホテルで毎週」開催されているミニ講演会に講師で参加する当社の技術顧問と一緒に柳津町に出掛けた。　2001年2月に第1回が開催されてから、18年間で600回に及ぶ講演会を継続して行っている。　ミニ講演会の様子はＵチューブで動画がリアルタイムでアップされる。　参加できない人はいつでも好きな時にアクセスして見ることができる。　　今回参加したのは4回目だが、毎回終了後、講師を囲んで懇親会も行われる。　いつもは19時開始で2時間の講演、そのあとの懇親会は延々と夜中まで続く。　今日は日曜日だったせいか、15時に開始されたので、懇親会もいつもより早く17時から始まった。　私は21時頃には退散したが、結局23時頃まで延々6時間も続いたらしい。　会津のみなさんは非常にパワフルである。　　ここのホテルの社長の継続のパワーも並外れている。　　

〈今日の後援会の様子〉

 

【狐の嫁入り屋敷】

柳津町に行く途中、津川インターで下りて昼食をとったついでに、30年近く前に当社で設計した「狐の嫁入り屋敷」を訪れた。　すべて地元の木材を使った大型の木造建築である。　　歳月が経っている割には内部の梁も柱も古さを感じない。　今となっては地方の町では、こんな金のかかる木造建築は立てられないだろう。　なつかしい思い出である。

 

〈阿賀町にある「狐の嫁入り屋敷〉

〈昔の川湊のあった位置に建ち、阿賀野川のパノラマ景観が眺められる〉

〈梁は昔の手斧掛けで仕上げている〉

免許証の返納を決断した友人の運転で瀬波温泉へ

2019年12月8日（日）　免許の返納を決めたという友人の運転で最後のドライブに出かけることになった。　最近の冷え込みで山の方は雪が積もっている。　最後のドライブで事故るのも嫌なので、積雪の心配の少ない海岸線を走ることにした。　そこで村上市の瀬波温泉に行くことになった。　私が目が悪くなって運転ができなくなってからは、ほとんど彼の運転であちこち旅して廻った。　今年は北海道も行ってきた。　しかし、いつも同乗している奥さんが、最近乗っていてちょっと怖いことが多くなってきたという。　そこで二人で一晩話し合った結果、今年いっぱいで運転をやめることにしたということだった。　やはり最近の高齢者の交通事故多発のニュースが決断を早めたのは確かである。　まだ２～３年は大丈夫だろうと思っていたので、突然の感はあったが、よく決断したと思う。　70歳半ばでは少し早い気もするが、事故を起こしてからでは遅すぎる。　正しい判断だと思う。

〈村上の鮭ブランドの老舗〉

〈店内に吊るされている塩引き鮭〉

 

【鮭公園（サーモンパーク）】

 

村上市には鮭公園といういわゆる昔のテーマパークがある。　４０年近く前に当社で設計した公園だが、その中にある（あった）茅葺屋根の水車小屋と休憩所は彼にお願いして設計したものだった。　　久し振りに訪れた公園は、木々が大きくなって落ち着いた雰囲気になっていた。　水車小屋は昔のまま建物は残っていたが、屋根は鋼板に変わり、水車そのものはなくなっていた。　あれは彼が長野県に実存していた水車小屋の構造を調べて設計したもので、本物の水車小屋だった。　しかし、結局管理のための予算化は厳しく、補修ができないままになっているのだろう。　残念ではあったが、若かりし頃のお互いの思い出が蘇ってきたひと時であった。

〈鮭の資料館「いよぼや会館」〉

〈同じ場所に小屋だけは残っていた〉