2024年2月8日(木) 1月中旬に、母が入居していた老健施設で、新型コロナに感染した。病状が悪化したため施設では提携している複数の病院に救急搬送するので受け入れを依頼したが、どこも断られたという。 やむなく救急車を呼んで受け入れてもらえる病院に緊急搬送された。
1/23日の午後だった。 入院した病院の医者の説明では、「高齢で体力も弱っているので、かなり厳しい状態、命取りになる可能性が高いので、もしもの時に連絡が付くよう携帯電話はそばに置いておいてください」と言われた。
コロナなので面会にも行けず、ただ連絡を待つしかなかった。 しかし、4,5日経ってもなんの連絡もないので病院に行ってみた。 するとコロナの隔離期間が過ぎたので、今日から一般病棟に移ったという。 面会ができるようになったため、案内されて病室に入った。
母は目を開けていたが、話しかけても、ロレツが回らず何を言っているのか全く分からなかった。 私のことも分かったかどうかも不明だった。 どうやらコロナは乗り切ったようだが、今年の正月三日に施設に面会に行った時とは大違いであった。 コロナは何とか脱したものの、厳しい状況には変わりなさそうだった。
しかし、病院からは、一応治療は終わったので、施設に戻るか、別の病院に移すことを検討してほしいと言われた。 そんなこと言われてもこちらであてがあるわけでもなく、症状を的確に説明することもできない。 結局病院にお願いして可能な方法を当たってもらうことにした。
食事がとれず点滴状態では施設では引き取れないということで、結果的に長期療養を引き受けてくれる病院を探してもらうことになった。
病院の都合もわかるが、どう見ても、もう長くはない患者でも出て行かなければならないというのは少々残酷ではないかと思ってしまう。 それも今いる病院は民間病院ではなく国立の病院である。 だからなおのことなのかも知れないが・・・。
一昨日、引き受けてくれる病院が決まり、今日は家族面談と手続きのため紹介された病院に出掛けた。 来週入院受け入れの判定会議があるので、転院は再来週になるという。 果たしてそれまで持つかどうかもわからないが、一応申請書類は提出してきた。
次は老健施設の退去手続きがあるので、その足で施設へも出向いた。 全く落ち着かない1週間であった。