2017年4月27日(木) 糸魚川市出身の相馬御風が住んでいた家は、先日の糸魚川大火からは免れたが、風向きによっては危なかった糸魚川駅近くの市街地に位置している・ 相馬家も明治44年と昭和3年の2回、大火に遭って消失した経緯がある。 これまでも糸魚川は何回かの大火に見舞われてきた町である。 相馬家は江戸時代末期に福島県の相馬から移ってきたと伝えられている。 今日リニューアルオープンした相馬家住宅は昭和3年の大火の後建てられたもので、築90年の建物である。 しかし敷地内には2度の大火でも焼けないで残った江戸時代の蔵がある。 今回の事業では、当社は平成23年度に保存活用計画を策定し、その後調査、計画、設計・監理と数年にわたって継続して仕事をさせていただいた。 今日は設計監理者として招待され、担当者と一緒に出席した。 市長や教育長、御風のお孫さんなども出席してセレモニーと内覧会が行われた。 内覧会では、地元の保存会の方たちがたててくれた「ばたばた茶」と呼ばれるこの地域特有のお茶をごちそうになった。
〈リニューアルオープンする県史跡相馬御風家住宅〉
〈2度の大火を乗り越えて江戸時代から残る屋敷蔵〉
〈座敷で「ばたばた茶」をいただく〉
〈近くには先日の糸魚川大火の爪青鹿残る〉
〈家の基礎だけが残る火災跡〉