2021年7月25日(日) 病み上がりに初めて山歩きをする友人夫婦と一緒に、比較的楽なコースである尾瀬の沼山峠から尾瀬沼へのコースを選んで一緒に出掛けた。
友人は海外遠征の経験もある山男だったので、数年のブランクはあっても、このコースなら大丈夫だろうと、二人とも少し甘く見ていた。 本来は山小屋で泊まる予定だったが、4連休中であったことと、コロナのため宿泊客を半分に減らしていたことから、予約が取れず、やむなく日帰りをすることになった。 それがそもそも間違っていた。
沼山峠までは友人たちは静岡から新幹線を乗り継いで越後湯沢温泉で前泊し、翌朝上越新幹線の浦佐駅で新潟からの我々と合流した。 そこからバスと船を乗り継いで沼山峠に向かった。 沼山峠には11時過ぎに着き、帰りのバスの発車時刻15時までに尾瀬沼往復をする予定であった。
しかし、登山口から峠に向かう登山道での友人の歩き方を見ると、やはり健常者の歩き方ではない。 しかし、ゆっくり行けば問題ないだろうと、そのまま登り続けた。行はそれでもコースタイムの15分遅れくらいで何とかたどり着いた。 そこで
1泊できれば問題はなかったと思うが、日帰りなので昼食を取ったら戻り始めないといけない。 それも体力的なこともあるので、他の人たちより30分以上前に尾瀬沼を出発した。
しかし、今度は登りが長く帰りの方が時間がかかる。休み休み登ってもスピードは落ちる一方で、結局帰りのバスと船の予約をキャンセルするために女房が先に下って連絡をすることにした。 バスの出発時刻の5分前に沼山峠のバス停についてキャンセルを伝えたので、何とか他の客を待たせないで済んだ。 しかし、宿泊できない我々は、その日のうちに帰るか、泊まれる場所まで移動しなければならない。 車であれば問題ないが、公共交通、特にこの地域では御池より先に行くバスは何本もない。 東武と会津鉄道が相乗りしている会津高原尾瀬口駅までの最終バスが15:50であることを伝えに女房が再び峠近くまで登ってきた。 何とか励ましながら登山口へ着いたのが15:48だった。 これで何とか友人たちは浅草まで、我々は会津若松までは戻れることになった。
結局、友人たちはその日のうちに浅草経由で静岡までたどり着いた。 しかし我々は会津若松から新潟へ戻る列車の接続がなく、会津で1拍して今日の昼過ぎに自宅にたどり着いた。 ちなみに我々の公共交通の乗り継ぎは以下の通りであった。
自宅→(タクシー)→新潟駅→(上越新幹線) →浦佐駅→(バス)→奥只見湖船着場→(船)→尾瀬口船着場→(バス)→沼山峠登山口→(徒歩)尾瀬沼→(徒歩)沼山峠登山口→(バス)→会津高原尾瀬口→(会津鉄道)→会津若松駅(駅前ホテル宿泊)→(磐越西線)→新津駅→(信越本線)→新潟駅→(越後線)→寺尾駅→(徒歩)→自宅
「遥かな尾瀬遠い空」である。
〈只見湖を船で渡る(約40分)〉
〈沼山峠を越えて大江湿原へ、このころは問題はなかった〉
〈まだニッコウキスゲが咲き残っていた〉
〈オープンした新ビジターセンター〉
〈時間がなくてゆっくり見てこれなかった〉
〈今日は小雨模様で逆さ燧ケ岳は見れなかった〉