しかし、この夏は何回か調査で山に登り、まだ何とか山に行けるという、少し自信がついた。私にとって今回の調査への参加は、体力的に自信を失くすか、それとも復活できるかの瀬戸際の賭けだった。数年前から腰と股関節の痛みがとれず、山に登る時はまだいいが、下りになると股関節が痛み出した。そのためしばらく山行きは控えていた。これから少しづつ解禁してもう一度北アルプスに登れるように頑張るか。
しかし、この夏は何回か調査で山に登り、まだ何とか山に行けるという、少し自信がついた。私にとって今回の調査への参加は、体力的に自信を失くすか、それとも復活できるかの瀬戸際の賭けだった。数年前から腰と股関節の痛みがとれず、山に登る時はまだいいが、下りになると股関節が痛み出した。そのためしばらく山行きは控えていた。これから少しづつ解禁してもう一度北アルプスに登れるように頑張るか。
それでも、雨が小降りになったのを見計らって露天風呂に連れて行った。菅笠を出しておいたのにかぶっていくのを忘れたため頭にタオルをのせて入る。8月だというのに体に雨が当たると冷たいので首までお湯につかる。孫たちも露天風呂が気に入ったようだった。
晴れていれば、この方向に苗場山の山頂部がよく見えるのに、今日は全体が雲に隠れて全く見ることはできない。昨夜はあんなにきれいな星空だったのに…残念!
Sさんたちとは、お互いの子供たちが小学生の頃、夏休みにはよく一緒にキャンプに出かけた。あれから20年以上経って、今ではその頃の子供たちと同じくらいの年頃に成長した孫たちを連れ、近頃は秘湯めぐりが中心になった。
今日は、秋山郷萌木の里にある会社の施設だが、ここも秘湯といえば秘湯である。ただし、露天風呂は日没までのため、遅く着いた今日は栃の実館の屋内風呂に入った。我々だけの時は懐中電灯を持って石垣をよじ登るのだが、女の子ばかりなのでそうは行かない。真っ暗な露天風呂で満天の星を眺めるのは最高の気分なのだが…。
全体の作業時間の中ではこの伐採に要する時間は大したことはない。最もたいへんなのは伐採した木を運び出す手間である。この時間をいかに短縮するかが、最終的なバイオマス燃料の低減に最も大きく影響することになる。
そのための効率化に高性能林業機械を導入し、作業道をつけながら列状に間伐を行うなどの実証実験を行っているわけである。
山形県内でも合併して庄内町となった旧立川町では、風力発電を中心とする自然エネルギーによる電力自給率100%を目指していた。この旧立川町の風車村は、最上町への往復時に通過するので林立する風車をいつも眺めているが、最近風があるのに停止している風車が目立つのが気になる。
明日の委員会の資料なのでどうしても今日中に仕上げなくてはならない。結局、古いバージョンを使っている自分のノートパソコンにデータを移し直して何とか事なきを得た。
予定の時間より1時間以上遅くなってしまったが、孫たちとの花火の約束は果たすことができた。家の周りでは場所がないので裏の海まで行ってきたが、風か強くて着火用のローソクもすぐに消えてしまう。冷たい風も荒々しい波の音も、海はもう夏の終わりを告げていた。
今回も県営陸上競技場で両国の国旗を掲揚して形だけは本格的に開催される。私は参加したことがないが、聞くところによると両国ともホームで開催する時はほとんど勝つらしい。どうやら補充できる選手の数で決まるようだ。アウエイでは参加者が限られるため交代できる控え選手の確保に限界があり、中高年の体力が持たなくなるということだ。納得!
孫たちは波打ち際で飽きることなく波と遊んでいる。孫その2は、いつもその1の真似をして楽しそうについてまわっている。その様子を見ていて、自分が子育てのころ子供たちをこうして海に連れてきて遊ばせてやったことが一体どのくらいあっただろうか?と今になってその時間をほとんど取ってやれなかったことを反省。しかし、今は孫たちとの時間を最優先しているジジバカである。
2008年8月15日、今朝も昨日と同じような天気でガスっている。とてもご来光どころではない。しかし、まだアンケート調査の半分と定点写真撮影が残っている。問題は定点写真である。乗鞍岳山頂からの撮影も含まれている。
とにかく一瞬の晴れ間を期待して山頂を目指す。10時頃には3,026mの剣ヶ峰の山頂に着く。案の定まったく何も見えない。しかし、次から次へと登山者が登ってくる。ここでしばらく晴れ間を待ってみることにした。その間に山頂はかなり混雑してきた。相棒と相談して、本当は下ってから畳平で実施するつもりでいたアンケートを、あまり人が多いので晴れ間を待つ間を利用して山頂でやることにした。
結局、2時間以上経ってアンケート用紙が無くなっても、晴れ間はほんの一瞬だけで全方位の撮影はできなかった。他にも定点がいくつかあり、それらもほとんど撮影できなかったので、写真撮影だけにもう一度出直しである。噴火とカミナリはなかったが、今回はガスに阻まれてしまった。
2008年8月14日、お盆休みとあって乗鞍畳平は天気が悪いのにもかかわらず、次々と観光客がバスで送り込まれてくる。しかし視界は10~20m程度で、周りの景色どころか、目の前の建物すら時々見えなくなる。それでも中には乗鞍岳山頂をめざして出発する登山者もいるが、ほとんどはあきらめて帰っていく。こちらは仕事なので、山から下りてきたであろうと思われる登山者を中心に利用実態のアンケート調査を行う。横浜から途中1泊してテントを荷台につけて自転車で2700mの畳平まで登ってきた50代の男性がいた。
山道を5時間もかけて登ってきたのに周りは何も見えない。せっかくきたのだからと「乗鞍畳平2702m地点」の看板の前で証拠写真を撮ってあげた。他にも自転車で来る人が多いのに驚いた。確かにマイカー規制は行われているが、自転車は排気ガスを出さないので問題ない。それにしてもこの濃いガスの中、下りは楽だろうけどかなり危険である。そういえば乗ってきたバスの運転手が「霧の中から自転車が突然現れるので恐い」と漏らしていた。
2008年8月10日、浅草山荘で早朝の温泉に入った後、テレビのスイッチを入れると浅間山が夜中に小噴火を起こしたと報じている。当初は今日の調査予定だったが、一日早めて実施してよかった。今日はこのニュースを聞いて更に登山客は減るだろう。20年ほど前の三宅島の大噴火では調査中の地区が吹っ飛んだこともあったので少々の噴火には驚かなが、あの時は仕事も打ち切られてしまった苦い思い出がある。
今日は小浅間山の定点撮影と浅間山の全景写真をとるために小浅間山に登った。ここは本山の噴火口から少し離れており、規制区域から外れているため登ることができた。これで一応浅間山の実態調査の工程を完了することができた。次はお盆の乗鞍岳山頂付近だが、噴火とカミナリは勘弁して欲しいものだ。
2008年8月9日、早朝3時に家を出て浅間山荘に向かう。7時前に山荘の駐車場に到着、湯ノ平ルートで標高2,000mの火山館を目指す。今日は登山客へのアンケート調査と利用者数、特異地形の定点写真撮影などが主な仕事だ。昨日の午後から噴火の危険レベルが1から2に引き上げられたため、予想より登山者は少ない。このあたりはほとんどがカラマツで、その中にオオシラビソやコメツガ混ざっている。火山館の前の休憩スペースで、登ってきた登山客にアンケートをお願いしながら色々と話しを聞いた。「ご苦労さまです」といってトウモロコシをくれる人がいたり、今日で446回目の登山で9年連続休まず毎週登ってくるという人がいたり、頼まないうちに向こうからアンケート用紙を取に来るおばさんグループがいたり、時々硫黄の匂いが漂うものの素晴らしい景観とすがすがしい空気の中での仕事はなかなか楽しい。しかし下山中にカミナリに追っかけられて…
2008年8月6日、何とか雨は上がってくれたが、今日は苗場山頂付近の調査はあきらめて、野沢温泉村の小菅山にあるヒメコマツの群落の調査に変更した。初めて来て見たが、この小菅山には小菅神社という古い神社があり、その奥社はこの山の1,000m付近に位置し下から1時間ほど石段と山道を歩かなければならない。何百年も経った雨上がりの苔むした石段は滑ってとても危険だ。特に足腰に自信のないロートルにはきつい。下りには2度も滑ってひっくり返ってしまった。幸い若い連中はさっさと先に降りて行ったのでその醜態は見られずにすんだ。
2008年8月5日(2)、苗場山小赤沢ルート約1,800m付近のオオシラビソ林である。ここまで来ると落葉広葉樹のブナの分布はなくなり、ダケカンバが中心となる。下層植生は全面背丈を越すチシマザザで調査の行く手を阻まれる。
幸い調査中は好天に恵まれたが、予定の2倍の時間がかかってしまい、山頂付近の調査はあきらめて下山。帰りに少し雨にたたかれたが雨具を着るほどでもなく無事3合目の駐車場にたどり着いた。
夜は時々本格的などしゃ降りとなって屋根をたたく雨音がうるさい。明日は何とか止んで欲しい。