りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

お盆にオバマ氏のスピーチを読む

2017年08月16日 | 日記

今年のお盆休みは二つの点で私には有意義なものであった。

一つは弟が亡くなって迎えた新盆であり、末弟等の他の兄弟と

再び話をする機会が持てたことである。

もう一つは、或る高校生が私のところに持参した英文を添削と

解説のために読む機会が与えられ、それがオバマ前大統領の

演説であったことである。

その英文は「オバマ大統領広島演説」と題されていた。

周知の通り、2016.5.27に当時のオバマ大統領が初めて

被爆地・広島を訪問し、平和公園で献花したのち17分間の

スピーチをした。

報道・メデイアでも大きく取り上げられたところである。

英文はやや難解ながら格調高い表現で、人類は核兵器の

ない世界を目指すべきだと訴えている。

演説の冒頭は「71年前、明るく雲のない朝に死が空から

落ちてきました」と、いきなり文学的なフレーズで始められている。

「ピカッと輝く光、それと火の壁が一つの都市を破壊しました」

と続く。

はじめは高校生の指導のために目を通したに過ぎない英文

だったが、私は次第にオバマ氏の力強く格調高いスピーチに

引き寄せられていった。

読み終わったとき、私は、ここには確かに真実が語られていると

思った。決して誇張ではないとも思った。

なぜなら、演説を終えたあと、オバマ氏が被爆者の一人と会い

抱き寄せて背中をやさしく撫でているシーンをテレビで見たことを

思いだしたからである。心に思っていなければできることではない。

これを感動と呼ばずに何を感動と呼べばいいのか。

思い出すと胸が熱くなってくるのである。

今年の夏は良い体験をした。

 

 

 

コメント (7)
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