毎朝、新聞を取りにゆく我が家のポスト。
赤く錆びて骨董ものである。
その上にちょこんと乗っかった小さなカエルがいた。
手を伸ばしても逃げようとしない。
生まれたばかりのようだった。
かわず乗る ポストは深く 錆にける
朝ドラのエール。主人公の古関裕二は大正時代の人だ。
先週の再放送で妻のおとが学芸会で「おぼろ月夜」を歌った。
これも大正時代にできた唱歌であり自分も大好きな歌である。
二番目の歌詞にある
田なかの小道をたどる人も
かわずの鳴く音(ね)も鐘の音も~
という個所がとりわけ好きである。
平和な良き時代の日本であった。