りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

占有屋ー直木賞作家の作品

2017年02月04日 | 日記

占有屋というのはバブル時代に生まれた言葉であるから

話はいささか古くなる。

先日直木賞を受賞した恩田陸の「線路脇の家」という短編

を読んだ。

一枚の油絵「線路脇の家」から映画「サイコ」へと連想が

つながり最後は「占有屋」にたどり着くというストーリーである。

物の本によれば占有屋というのは競売物件を落札した人間

に対して居座りながら膨大な立ち退き料を要求する人たちの

ことであるという。

作者の恩田陸という人は一時期不動産屋で働いていたことが

あり、その時の経験からこの作品は生まれたものであることは

容易に推察できる。

ただ、油絵から得たイメージを膨らませ、それを占有屋に結び

つけるにはいささか無理があるかも知れない、というのが私の

読後感である。

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2 コメント

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Unknown (satochin)
2017-02-05 09:52:30
おはようございます!
ポチ行脚中です。

奥田陸さん・・・
蜜蜂と遠雷で直木賞受賞くらいの認識で
「線路脇の家」と言う短編は知りませんでした。
いろいろ引き出しが多いですね(^○^)

父が・・・
国鉄の車掌さんでしたので官舎は
まさに線路脇にありました。

機関車が・・・
通過するたび揺れるほどの脇ではありませんが、
父が手を振る姿を母と見ていた思い出が。

お立ち寄りして・・・
思いがけなく両親の事を思い出して
良い供養になりました。
返信する
Unknown (コーヒー・ブレイク)
2017-02-05 20:39:53
satochinさん
こんばんは。

引出が多いというわけでは
ないのですが。

お父上が国鉄マンでしたか。
線路脇の官舎なのはありえますね。
「手を振る姿を~」
なんか映画のシーン
みたいで感動します。

ご冥福を。
返信する

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