全員が大谷翔平のファンだった。

十日の土曜日は恒例の公民館英語の日だった。
欠席者が多い。コロナ禍の今はやむを得ない。密が避けられて良いかもしれない。
東京五輪の開幕が近づいてきているので五輪関係の話を重点的にする。
五輪にまつわる語句のスペルや解説をする。
すると近くの席にいたHさんが「先生、大谷翔平はどう思いますか?」と尋ねる。
未だ話の途中だったが「すごいよね。毎日のようにホームランを打っていて」
と答える。
ついでに大谷さんのファンの方はどれくらいいますか?と聞くと出席者全員が
ハイ、ハイと言って手をあげていた。
これは無視できない事態だと思い、メジャーリーグと大谷翔平の話に急遽切り替えることにした。
一人づつ指名してコメントと感想を述べてもらったのである。
まず言い出しっぺのHさん。「大好きです。かわいい。かっこよすぎ!」と絶叫する。
彼女からすれば自分の息子くらいの歳なはず。(笑)
続いてOさん「大谷さんからは笑顔とヤル気をもらっています」と言う。
Sさんは「笑顔も素敵だし、さわやか。神対応もすごい」と言う。
Tさんはどこで調べたのか「この前なんか拾ったゴミをポケットに入れていた。
　　『人の捨てた運を拾っているんですよ』と言ってたそうですよ。」
野球好きのTさん。さすが良く知っているなと感心する。
たしかに、大谷はホームランなど野球の活躍も目を見張るものがあるけれど、それだけじゃない。
グランドで見せるちょっとした仕草や態度もアメリカ人はしっかりと見ているようなのである。
　It's Shou（翔）Time!!.　　Thank you Shohei.
今年の流行語大賞か。

星に願いを♪

今日は七夕祭り。
人は昔から星に願いを託すものですね。
洋の東西を問わず。時代の古い新しいを問わずに。
今でも日本の子供たちは短冊に願い事を書いて笹の葉につるす。
うちには子供がいないし、手ごろな竹の木もないので
かわりに「星に願いを」(When You Wish Upon a Star)の歌を
歌いながらギターを爪弾いたりしている。
タブ譜を見ないと弾けない超ビギナーだし、声はおじさん声だけれどね。
それでも物足りなく感じたときは、ウイントン・マルサリスの超絶トランペット
が奏でる「星に願いを」や「星影のステラ」などの星にまつわるジャズを
ボリュウームいっぱいにして聴いたりします。
「星かげのステラ」はマイルスやスタン・ゲッツや北村英治の演奏が抜群。
私の願い事は平凡ながら「コロナの一刻も早い収束」と「東京五輪の成功」です。

接種終わり朝が来た

昨日の午後おくればせながら第一回目のコロナワクチン接種を受けた。
場所は大きな病院での集団接種である。
出がけに測った体温は35.8℃で血圧はやや高め。
到着するとすでに大勢の高齢者の人が行列を作っている。
行列に並ぶのはずいぶんと久しぶりのことである。何以来なのか思い出せないくらいだ。
十五分くらいで受付が開始され、用意しておいた予診票や接種券などを出して
受付が終了する。
いよいよ自分の番になり打ち手の看護師さんの前の椅子に座る。
若い女性である。横に補助の人がついていて私の半そでをめくってくれる。
「針を入れますよ」と言ってから針が刺され、あっと言うまにワクチンが注入された。
「しびれなどはありますか」と聞かれ「大丈夫です。ありがとうございます」と
言って一礼して離れる。
その後別の部屋で他の人たちと一緒に待機する。十五分待って変化がないので
病院を離れた。
車に戻ってからもしばらく様子を見たが何も変化がないのでエンジンをかけ出発。
スーパー・イオンに寄って買い物してから帰宅する。余裕である。
夜はいつもより早めに就寝する。
疲れていたのか良く眠った。
朝がきていつもの時間に目が覚める。なんと、ちゃんと息をしているではないか。(笑)
起床してどこにも異常がないのを確認する。
朝食に食べたレーズンパンは甘かったし、コーヒーはいつものように苦かった。
念のため体温を測ると昨日とまったく同じだった。
ただ、注射した腕は回すと軽い痛みとだるさが感じられる。めまいなどは無し。
こうしていつもの一日が始まったのだった。