チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

ラベック姉妹の早朝ジョギング(1983年、東京)

2016-11-03 22:21:32 | 来日した演奏家

(2016年1月10日の記事の末尾に来日時の生写真を追加しました。)

ピアノ・デュオ「ラベック姉妹」(Marielle et Katia Labèque)は、1983年の初来日公演ではNHK交響楽団とプーランク、読売日響とモーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」などを演奏したそうです。



その来日時、東京・芝公園付近で早朝ジョギングを楽しむ姉妹です。当時人気だったノーマカマリのジョギング・ウェア。
左が姉のカティア、右が妹のマリエル。こんなきれいな二人が走ってきたら、しかもそれがピアニストの姉妹だと知ったら驚きますよね。

ラベック姉妹はフランス・ボルドー地方の生れ。父は医者、母親はマルグリット・ロン(Marguerite Long, 1874-1966)の弟子で、結婚と同時に地方の音楽教師になったが、自分の果たせなかった夢を娘たちに託すべく、英才教育を施したということです。なんとなく、諏訪根自子さんのお母さんを思い出しました。

カティアは7歳のときシャンゼリゼ劇場でモーツァルトの協奏曲を弾き、マリエルは11歳でデビュー。パリ音楽院卒業後はメシアンやブーレーズらに認められたそうです。決して容貌だけの人気ではなかったんですね。

(Focus誌1983年7月1日号より)

 

 

(追加) ちょっと傷んでいますが来日時の生写真。ナチュラルな笑顔が素敵。

カティアさんが手に持っている小さいものは何でしょうか?