食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

餃子

2009-07-13 08:23:16 | 日記
 ラーメン注文時「それから、餃子一つ」と付け加えられる。その逆は稀有。

 横綱土俵入りの露払いさながらの存在。

 実際は、健康優良野菜類が、デンプン質の皮にたっぷり包容された、それだけで強烈なディナー。

 
 小ぶりで、外がパリパリ、中はジューシー。これが消費者うけするスタンダード

 僕は、燻された時間が、積みかさなった油まみれの週刊誌に象徴されるような、場末の中華料理屋でだされる、噛んだ瞬間、あんと皮の重みがずっしりと伝わってくる、上品とはいえない餃子が好き。。。。。。


 中国で餃子というと、水餃子をさす。余り物の水餃子を焼いて食べたのが、焼き餃子の始まり。


 餃子発祥店は、横浜中華街、萬理本店とされているが、渋谷のみんみん羊肉店の方が古いと指摘される方も多い。


 餃子の町、宇都宮に挑戦状をたたきつけてる都市がある。浜松市。浜松餃子の特徴は、注文すると、もやしが付き添ってくること。


 主力勢力に対し、必ず、抵抗勢力が現れ、こっちの方がいいと言い張る。


 餃子の二大政党制。


 消費者の僕らは、切磋琢磨され、より高度な餃子を堪能できることを望むだけ。



  日本で、初めて餃子を口にした人          水戸黄門