食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

タバスコ

2009-09-30 06:59:59 | 日記
 マヨネーズ、トマトケチャップと並んで、アメリカ人の大好きなタバスコ。



 ピザにタバスコをかける風景、我々にはごく自然にうつるが、本場イタリアでそんなことはしない。  その昔、イタリア系移民がアメリカでピザを売り込むために、アメリカ人好みにアレンジしたのが、タバスコかけの始まり。



 南北戦争の頃、アメリカのマキルヘニーという人が、メキシコのタバスコ地方のトウガラシ類を基に、酢と塩を加えた斬新なソースを発明した。


 そして空前の大ヒットとなる。



 これが、現在に続く、マキルヘニー社のタバスコ。



 面白いことに、本場メキシコのタバスコ地方で、この赤い小さな瓶を見ることはできないそうである。


 何千年という、トウガラシ利用の歴史をもつメキシコでは、そのプライドから、
タバスコなんて~という気持ちが強いからだそうだ。


 
 サルサ(ソース)は、すべて数百種類に及ぶトウガラシからチョイスして、その場に合わせてつくるため、タバスコは根っから相手にされていない。



 僕も、タバスコ大好き人間の一人。 マヨネーズほどではないが。。。。。