食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

B級グルメ No.3

2010-05-24 05:51:12 | 日記
 以前、テレビの番組内で愛川欽也さんが 「 タンメンに関して言うなら、神保町にあった、餃子のおけい、のそれが自分の中では日本一の味だ 」 とおっしゃっていた。


 先月、偶然、本当に偶然、飯田橋駅界隈をぶらぶらしていたら、発見してしまった。


 活気づいてる表通りから、一歩入った警察病院の裏の小さな通り沿い、素通ってしまいそうな風景の中、、、、、


 「 餃子のおけい 」 は存在していた。


 神保町から、飯田橋に店を移して今もなお、熱烈なファンに愛され続けているよう、、、、、


 メニュー数十種類を有す、中華料理屋なのだが、客のほぼ全員が、タンメンと餃子を食べている。


 僕の、カウンター席、3つ右隣のお客さんは、チャーハンを頼んでしまったがために、提品をわすれられ、店のおかみさんらしき方が陳謝していた。


 タンメンと餃子、、、、、


 「 おいしい 」 抑揚をつける必要のない、素朴な一言が、ポンと心の中から飛び出してきた。


  「 結局は、この味に戻るんだよね、、、、、」 と、どこからともなく聞こえてきそうな、


  自然に微笑んでしまうような味。


  久しぶりに、「 タンメンと餃子 」の原風景をもらい、僕は店を後にした。