先ほど、母親が、「 煮込んだタケノコが見つからない。 スリッパも見つからない」とため息交じりに叫んでおりました。さらに、「もしかしたら、誰かこの家に隠れていて、こっそり食べたり、盗んだりしているかもしれない」というつぶやきが、耳に忍び込んできました。一瞬、(そうかもしれない)と同調してしまいましたが、その1.5秒後、正気にもどり、(ありえない、もし、そうだとしたら、タケノコを食べたり、スリッパを盗んだりせずに、金目の物を盗もうとするはずだ)と、社会的に至極真っ当な結論を出せました。 先日、母親が失くした鍵ですが、つい先ほど、かっぽう着のポケットから見つかりました。 間違いなく、我々の他には誰もこの家に隠れ住んではいません。