食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

トレジャーDNA

2019-05-06 07:06:52 | 日記

結局、昨晩はテレビを見続けてしまいましたが、NHK特集は非常に勉強になりました。いままで、ジャンクDNAと呼ばれ、遺伝に関与していないと言われていた、全DAN中の98%(つまり、最近まで、遺伝子といわれる遺伝に関与するDNAは、全DNA中、わずか2%だと信じられていた)のDNAの中に、疾病予防や、秀でた能力など、無限の可能性を秘めた遺伝子が眠っていることを、山中伸弥先生にわかりやすく解説いただきました。 ジャンクDNAの名称改め、トレジャーDNA。 ジャンクからトレジャーへ、まさに、死刑から無罪、とでも言うべき手のひら返。 水戸黄門ラストのどんでん返しを思い浮かべてしまいます。 医学が対峙してきたことは、その疾病患者への原因・対症治療でしたが、その疾病に全く罹患しない人のトレジャーDNA中から、それを防御できる遺伝子を突き止め、応用して、その疾患に対しての特異的な薬剤を開発するまでに、至っているようです。(これをお読みの研究者様には、はるか過去の事実でしょうが)  むし歯や、歯周病に非常に罹患しにくい方がいることは厳然たる事実ですから、その方のジャンクDNAを唾液から採取し、予防物質としてなにが秀でているのか(スーパーオキシドジムターゼ etc)、などを調べれば、将来的に、究極の予防歯科が確立するかもしれません。 その後、BS-NHKで「元気すぎる70歳、市村正親さん」を特集しておりました。 元気すぎます。 間違いなく、全DNAの98%のDNAの中に、元気遺伝子みたいなものがあると思います。