沖縄の激戦(その3) 県民ニ対シ後世ノ御高配ヲ賜ランコトヲ 5月29日、アメリカ軍は首里城址に侵入して来た。牛島軍司令官は摩文仁へ移動した。 6月6日早朝からアメリカ軍機の行動が活発となり、那覇沖からの艦砲射撃は激烈を加えた。小禄西側、金城、赤嶺付近では激戦が続いた。 同日夕刻、大田司令官※は「戦況切迫セリ、小官ノ報告(通報)ハ本電ヲ以テ此処ニ一先ヅ終止符ヲ打ツベキ時期ニ到達シタルモノト判 . . . 本文を読む
・戦艦「大和」の海上特攻出撃と神風特攻隊 4月5日(昭和20)、連合艦隊は沖縄周辺のアメリカ軍艦船に対する海軍航空部隊の特攻作戦である「菊水1号」作戦を4月6日に発動せよと下令するとともに、戦艦「大和」以下の水上艦隊を海上特攻として沖縄への出撃を命じた。それは沖縄の海岸に乗りあげ、大要塞と化してアメリカ軍撃滅にあたろうという計画であった。
F電令作603号(5月13時59分発令) 第1遊撃部隊 . . . 本文を読む