モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

落石無線局の概要と沿革

2018年09月08日 | 寄稿・モールス無線通信
        落石無線局の概要と沿革 ◆中西 研二 1.落石無線局の概要(出典『落石無線電報局沿革史』) (1)落石無線局の必要性及び開局時の設備など わが国が海岸局を開局した当時(1908年)、日本からアメリカへの船舶は、航行距離を最短にするため大圏航路を通り、落石岬突端から90kmの沖合を航行していた。当時無線の通信距離は120海里(約230km)程度だったので、横浜出港後銚子局の通 . . . 本文を読む