◆戦争末期の速成モールス通信訓練とその後(その1)
◆宇野 準一
昭和19年2月に熊本逓信講習所(大分分室)を受験し、合格した。
4月初めに講習所のあった大分電報局に行った。電報局の通用門を通って幅90センチの階段を上がると突き当りの左側が電信宿直室、畳20帖程の部屋が熊本逓信講習所大分分室である。生徒数20名男女共学、先生は電信課の事務職の方々で構成されていて、担任は飯倉先生だった。
入所 . . . 本文を読む
◆熊本学園普通電信科の思いで
實吉 正生
私達が入学した昭和26年というのは、どのような時代だったかということだが、一口でいえば戦後の混乱はややおさまりかけていたが、まだ相当にインフレと食糧難の時代だった。
昭和24年6月に逓信省が分割され、郵政省と電気通信省が発足したのは周知のことだが、これに伴って、熊本逓信講習所も電気通信職員訓練所熊本学園と改称され、校門にもこの看板と、英語でテレコミ . . . 本文を読む