モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

わが国の無線通信・海岸局業務の歴史

2018年08月21日 | 寄稿・戦時のモールス通信
国の無線通信・海岸局業務の歴史  ◆中西 研二  (1) 海岸局の発祥及び全国展開  日本の無線通信は最初、1902年ごろ、当時風雲急を告げつつあった、ロシアとの衝突を予想した陸海軍、特に海軍の技術開発から始まったが、それにやや遅れて、公衆通信業務でも技術開発が始まった。 日露戦争直後の1906年(明治39年)、ベルリンで第1回国際無線電信会議が開催され、日本を含む29 . . . 本文を読む

『日本にようこそ、日本にようこそ、リンドバーグ大佐殿』

2018年08月03日 | 寄稿・モールス無線通信
    日本にようこそ、日本にようこそ、リンドバーグ大佐殿」 ◆中西 研二 1931年7月27日、チャールズ・リンドバーグとアン夫人は、北太平洋航路調査のため、単発一枚翼二人座席の水上飛行機「シリウス」号で、ニューヨークを飛び立った。彼らは、ニューヨークからカナダ、アラスカを経て、日本経由で中国の南京まで飛行した。リンドバーグにとってこれは「翼よ、あれがパリの灯だ」で有名に . . . 本文を読む