モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

電信競技会(その1)

2017年09月27日 | モールス通信
◆電信競技会(その1) 競技会についてはかなり古い記録があるが、当局(東京中電)で行われたのは明治35年6月のものが初めであった。 明治29年の競技会はわが国で最初の競技会とされるものであって、この開催にあたっては通信局2名、当局(東京中電)3名の5名(氏名略)が委員となり、競技会規程(8条)を設けて競技種目をモールス印字機による和欧文送受信、音響機による和欧文の受信の6種類とし、これについて . . . 本文を読む

◆終戦直後の東京中央電信局

2017年09月21日 | モールス通信
◆終戦直後の東京中央電信局 廃墟となった東京で灯火管制がとかれたのは昭和20年(1945)8月20日だった。 戦火により電信電話事業がうけた被害は驚くべきものがあった。当局の電信回線をみてもその過半数が不通となっていた。昭和20年12月現在の記録では、稼働回線は382回線で、戦時中最高であった昭和16年末962回線の40パーセントにとどまっていた。電報通数も前年の半分に減少していた。 しかしな . . . 本文を読む