モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

すずらんの丘―落石(おっちし)無線局の想い出(1/3)

2018年06月30日 | 寄稿・モールス無線通信
本稿は、私の落石無線局の想い出と海岸局を含む日本の公衆無線通信についての記録です。モールス音響通信には有線と無線が存在したのに、無線通信に関する投稿が少ないと、ブログ管理人(増田氏)から私にお鉢が回ってきたようです。しかし私の無線の経験年数は極めて短いものでしたので、豊富な経験をお持ちの全国の海岸局で無線通信に従事された方々にお読みいただき、内容の誤り等をご指摘いただければ幸いです。併せて、無線通信に関する皆さまの投稿も期待し、楽しみにしております。 . . . 本文を読む

松田裕之著『モールス電信士のアメリカ史-IT時代を拓いた技術者たち』紹介(2/2)

2018年06月17日 | モールス通信
◆松田裕之著『モールス電信士のアメリカ史-IT時代を拓いた技術者たち』紹介(2/2) ・片倉日龍雄 2.影武者がいたモールス ところで、私が従事していた電信の仕事は、モールス音響通信(モールス符号をトン・ツーの音で送受する方式)であったが、この方式が定着するまでにはいくつかの前史があった。第1章では裏面史を含めその経過が述べられている。 実用電信機の開発は、まずヨーロッパの指字式通信機から . . . 本文を読む

松田裕之著『モールス電信士のアメリカ史-IT時代を拓いた技術者たち』紹介(1/2)

2018年06月04日 | モールス通信
◆松田裕之著『モールス電信士のアメリカ史-IT時代を拓いた技術者たち』紹介(1/2)      ・片倉日龍雄 本書(日本経済評論社・2011.4・P264)の著者、松田裕之氏については、すでに本ブログ(音響通信~目で見る通信から耳で聞く通信へ:2017.11)に紹介されている方であり、現在、神戸学院大学経営学部教授で、多数の著書を出版されている(経歴等末尾参照)。 私は、本ブログ管理者の増 . . . 本文を読む